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西原博士のブログ

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口腔疾患と難治性疾患の治療法のための生活習慣矯正法3


今日最大のこの系統の学問の欠陥は、学問対象に関する定義が一切欠落していることである。「生命とは何か」でもシュレーディンガーは生命の定義は一切なく、ただごちゃ混ぜに、バクテリアファージ(ウイルス)から細菌、カビ、原生動物、多細胞の動物、植物、キノコ等一切をごちゃ混ぜにして論じている。つまりダーウィンと同様に博物学ムゼオロジーで物を考えているのだ。これはラマルク以前の学問である。彼がこれから生物学を分離してから、この方ムゼオロジーは今日では小学生の理科として扱われているのである。今の生命科学は、このために大混乱しているのだ。例をあげればヒトゲノム計画を立案しても、ゲノムサイズが一番大きい動物が両生類になりそこなった肺魚である事を知る者がいないのだ。冷血動物は血中のみならず体細胞中にもありとあらゆるウイルスと細菌が共存してその遺伝子の中にまで組み込まれてジャンク遺伝子となっているので、ヒト(哺乳動物)を100とすると肺魚のゲノムサイズは3000もあるのだ。冷血動物はもとより哺乳動物でも体温が下がると自動的に腸内のあらゆる常在微生物が白血球を介して体中に播種されることを一部の医者を除いて知るヒトがいないのである。こんなことだから今日文明国では、冷中毒で難治性疾患が激増しているのだ。
上司のY氏は、ドフトエフスキーの小説に出てくるスタヴロージン氏のごとく、はじめは弁舌さわやかに人を引き付けて、わが歯科口腔外科の由緒ある学会の「口腔科学会」を、言葉巧みに「口八丁、手八丁」で昭和50年から62年頃まで占拠し、この業界の没落をもたらしたのだ。Y氏が力を失って、漸く自由自在に研究と診療と教育を行う環境が回復したので、今迄世界中で誰一人として考えたこともない「歯の働きとは何か?」を物理学(エネルギー)の観点から考え、「生命とは何か?」をエネルギーの観点から深く考察した。すると今迄の進化学も免疫学も難治性疾患の発症の原因も治療法の謎もすべて重力エネルギーをはじめとする環境エネルギーと生命の源の糸粒体のエネルギー代謝と動物の動きの生体力学エネルギーの三者の統合のもとに究明されたのである。東大病院の在職中にほぼこの目安が立ったので、たった一人でこの現代医学と生命科学の謎解きを完成させるべく、今から14年前に小さな小さな研究所をたてて、医者を雇用して顔と顎口腔の医学を中心に免疫病と進化学のほぼすべてを究明することが出来た。
 

2018-12-13 12:23:36

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口腔疾患と難治性疾患の治療法のための生活習慣矯正法2

閑職ついでに、形態学と機能学を深めるとともに、医学も総まとめにして、考察し、従来の形態的病理学分類では、その他に属する疾患群が、細胞機能の障害による代謝性の疾患群であることにいち早く気付いた。そして代謝の源が細胞小器官の糸粒体(ミトコンドリア)によることも気付いていたから、エネルギー産生の変調がこの一群の疾患の本態であることを察知した。これらの疾患群の特徴は、原因が単純ではなくておびただしい数の多因子の複合によることもすでにわかっていた。口腔の疾患では機能性疾患は、口腔粘膜疾患、歯周病、口内炎、顎関節症、舌痛症、三叉神経痛等があるが、これらは一般に多因子性の疾患と考えるとおさまりが良い。このうち最も複雑雑多な因子でおこるのが歯周病である。これ迄見落とされていたのが、食物咀嚼時の食塊の磨砕時に歯肉部に生じる圧迫力すなわち臼磨時の力学エネルギーである。これらには歯間間隙のフッドインパクションや冠のねじれによる歯根面と歯肉の付着部の剥離、寝相や頬杖等による歯の側方力による歯の動揺、歯冠形態の不適当、口呼吸による歯肉部の乾燥等数え上げればきりがない。これらを一時にすべて制御しなければ治せない。歯列に段差があってもねじれがあっても歯肉は破壊的障害を受ける。目を転じて内科的疾患も殆どすべてが超多因子疾患であり、そのベースにははぼ確実に冷中毒と口呼吸が存在するから、これをまず正さなければならないが、いまだにこれが改められないのだ。
上司の制約が無くなった段階で新しい研究分野をたった一人で開拓するには、今日の医学と生命科学で完璧に見落とされているこの多因子複合体の本体が何であるかを突き止めるだけで良かった。今日の隆盛を極めたとされている分子生物学や自己非自己の免疫学、細分化され尽くした臓器別医学、遺伝子工学、ヒトゲノム計画のどこに盲点があり、これらをどんなにチームで研究しても絶対に究明できそうにない「脊椎動物の進化の学問」を樹立するにはどうすれば良いのかが自ずと解かる道が見えて来たのである。
まず、分子生物学樹立の端緒となったシュレーディンガーをよく研究することが肝要である。次いで進化の学問に深く関係していると確信しているゲーテの形態学の定義とラマルクの形態変容の用不用の法則、個体一代限りの形態変容のきまりのウォルフの法則、ヘッケルの生命発生原則の個体発生と系統発生の関係、三木成夫の生命の形態学の顔と口腔、咽喉と頸部・心肺の鰓腸の変容の法則性の究明と、この背後に潜むこれらに深く関与するあらゆる種類のエネルギーを解析することである。ここで常に問題となるのが、今日の生命科学を惑わすダーウィンの目くらましの進化論の有利不利仮説である。シュレーディンガーから三木成夫に至るまで、ともするとこのダーウィンの目くらましの陥し穴に陥ることが多々あるからである。
 

2018-11-12 12:25:21

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口腔疾患と難治性疾患の治療法のための生活習慣矯正法1

(一)西研はどのようにして出来たか
 
私が東京医科歯科大学の学生だった頃のことだからもう50年以上も前の話である。島峰徹先生の創始されたこの大学が、昔も今の文明国に存在しない口腔科医科大学構想が中途挫折したままに、二つの国難で大きく変折して今日に至っていることを知るに及んで、医者の中の医者島峰流の「口腔科医」になるにはどうすれば良いかを考えて、島峰先生の源流をたどることにしたのである。
明治33年(1900年)に出来た東大歯科学教室の余りの沈滞を見かねた小金井良精(解剖学)が本格的なわが国独自の口腔科医養成大学を作るべく、消化器内科の島峰をベルリン大学医学部歯科学教室に留学させたのである。
8年間の研鑚の後に米国の歯科学校を見学して帰国した島峰はしばらくの間沈滞した東大の歯科学教室に籍をおいてから、大学作りの活動を始められた。先生の旧制の口腔科医科大学構想の大学のカリキュラムは、すでに長尾優先生の「一脇の歯学への道普請」にもおさめられていたので、大学を卒業したら、東大医学部の基礎か歯科口腔科の大学院に進み、島峰流のカリキュラムを実践しようかと考えたのであった。
昭和40年の3月に卒業し、4月から2年間実地歯科治療にたずさわることにした。翌年の秋に東大口腔科の研究生となり、大学院受験の準備をした。その頃には、インターン廃止のための医科大学紛争が東大医と医科歯科大学ではじまっていた。42年4月の試験当日は青年医師連合会シンパの学生が大学院試験をボイコットするためにピケを張っていたが、始まる直前には試験場に通してくれた。試験会場は医学部中央図書館であり、その館物に青医連のたまり場があった。医学部紛争は昭和35年頃にはやった安保騒動(軍国国家による今次大戦敗戦後の後始末の協定改正の紛争)の後に来た経済発展にともなう文化立国建設の第一歩としてのわが伝統的日本医学の復活の目論みとして、米国の占領によるアメリカ医学の象徴のインターン制度の廃止を当面の目標として、その後に無給医の廃止運動へと発展したのであった。
院の試験をパスしてから大学院の研修コースを可及的に最大限習得し、病棟にて顎口腔疾患に関する全科の診療を経験してから二年目に基礎医学の生化学教室で研究生活に入って間もなく医学部紛争が大学全体に波及して入学試験も中止になった。若手研究者の会で活躍した後に研究生活に復帰して、ミトコンドリアの突然変異発生の原因究明のための分子生物学研究で学位を取得した。この時に成功した原因の究明が、40年後の難治性疾患の謎の解明と治療に役立つことになるのである。大学院を修了した頃に、当時極めて有能に見えた先輩Y氏にいたく気に入られて、重用されて従っていたが、色々な点でY氏を凌駕することが多くなると、当然疎んぜられるようになった。30歳で病棟医長となりその後6年間分院を任されて大活躍したが、本院に戻ってからは、昔の私に代る取り巻きの女医がでんと控えていてその後4年間も乾された。気が付くともう40歳を過ぎていたが、ペーパーは学位論文の「ミトコンドリアの突然変異究明のための分子生物学研究」の三編のみとなり、若気の至りで我が指導者選びに失敗したことに気付いたのが遅すぎてすでに後の祭りであった。医局生活では研究も手術も教育も殆ど出来ず、そのうえ10才年下の後輩の下につけられて、外来の初診とやさしい歯科口腔診療だけをさせられた。島峰流の口腔科医の学者生活を考えていたのに、とんだところに踏み迷って困惑したままに夏休みを迎えたのが1980年(昭和55年)頃であった。その頃、千葉の佐原に行ったところ、伊能忠敬の記念館があり、そこでにわかに伊能流に生きるすべを考えた。つまり閑職をこととして、これから準備して50歳を目途として研究生活に復帰すべく読書をはじめたのであった。隠居してからも天文学と測量をはじめた忠敬をはじめとして、夢を掘り当てたシュリーマン、床屋医者からモンペリエ大学の初代外科教授となったパレ、麻酔により「外科の夜明け」を切り開いたともに歯科医のウェルズ、モートンを研究した。またペリーの圧力で大騒動のすえに幕府が潰れた結果、日本国の体制も刷新された明治維新では、米国は自国の市民戦争(南北戦争)のために日本攻略では、ヨーロッパの英・仏・独に完全に後れをとったのであった。南北戦のさなかに外科と内科を担当した軍医エリオットがペンシルバニア歯科学校を卒業して歯科医となって日本に渡来し歯科医学とアメリカ文化(維新の頃の留学生による)によって日本を内面指導したのである。
 

2018-10-30 14:57:17

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正統免疫学への復帰 Part.34

正統免疫学への復帰 Part.34
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
ある条件下というのが、文明化による冷蔵と冷房による「冷中毒」による内臓と皮膚の過冷却と、働き中毒の「骨休め不足」(重力作用の解除不足)と人類特有の睡眠中と会話時の「口呼吸」で、これによってからだ中の細胞が腸内の常在性のバイ菌に汚染されて種々の組織や器官の細胞群に重度の細胞内感染症が起こることを明らかにした。昔は日和を見ていたものが、アイスクリームや冷や酒の常用で、重症の細胞内感染症となって、一粒の細胞内に糸粒体を凌駕する数千のバイ菌や数万のウイルスが入り込むのである。しかも白血球が運び屋となるのだから、採血した白血球を分離して電子顕微鏡で観察すれば一目瞭然である。白血球が自分の細胞を攻撃していたのではなくて、バイ菌やウイルスに完全制覇された細胞を無傷の白血球が攻撃していたのである。このときに抗核抗体や抗リン脂質抗体等が出るのだ。こうしてすべての現象が無理のない「細胞内感染症による細胞内の糸粒体の機能不全の結果生ずる細胞機能の障害」という統一的な現象として把握されるようになったのである。
 こうしてわけの分からない免疫病が完壁に解明されると、治し方や予防法は自ずと明らかになる。白血球が運ぶ黴菌が原因と解れば、これを防止することにより法則性をもって治療を行うことが出来る。こうして予防と治療がうまく行けば治療的診断法(Diagnosis ex juvantiavs)を樹立することが出来るのである。一連の研究の中で、最も重要なことは、ロベルト・マイヤーが一九世紀に発見した宇宙の構成則の「エネルギー保存の法則」である。質量のないエネルギーと質量のある物質が等価であるということは、生命体にとっては両者がともに遺伝子の引き金を引くということである。そしてこの五〇年間の医学の中にエネルギーで病気が起こるという考えが抜けていたのだ。冷たいもの中毒、骨休め不足、悪い電磁波などのエネルギーが直接的間接的にミトコンドリアに影響する。そしてもう一つの糸粒体にとっての大障害が有害・無害のバイ菌とウイルスの細胞内感染症である。これが口呼吸、冷中毒、骨休め不足、不潔な膣、不潔な生活環境によって発症するのである。すべての細胞内の糸粒体が傷まないように身体に気を配ることがとりもなおさず健康体を保つことのである。「わけの解らない免疫病」とは、文明人のみに特有の「口呼吸」と「冷中毒」と「骨休め不足」(直立による過剰の重力作用)の三条件で、腸内細菌が白血球に抱えられて体中にばらまかれて発症していた、器官や組織の細胞群の細胞内感染症(昔日和見感染症といった)であった。なんともくだらない話である。この視点からすると免疫病は昔からあった日和見感染症と自家中毒が劇症化した症例であり、免疫学はすでに100年前にメチニコフとエールリッヒによって出来上がっていたということである。
 

2018-10-01 10:47:46

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正統免疫学への復帰 Part.33

正統免疫学への復帰 Part.33
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
5)正統免疫学の復活
 今日世界中の文明国で困っている「自己免疫疾患」と呼ばれている「わけの分からない免疫病」が、実は四〇~五〇年前に成人では「日和見感染症」と呼ばれ、子どもでは「自家中毒症」と呼ばれていた疾患が慢性化して劇症化したものであるということを著者が最近、明らかにした。ちょうどこの四〇~五〇年間の治療医学とライフサイエンスの変遷とともに、私も臨床医学・基礎医学・ライフサイエンスの研究に携わってきた。この間に結核からサルコイドーシス・組織肉芽腫症へと疾患の流行も変化し、やがて日和見感染症と自家中毒症を経て、免疫病から難治性の疾患へと変遷してきた。難病が「自己免疫疾患」と呼ばれるようになったのは、ル・ドワランのウズラとヒヨコの胎児の組織の交換移植によるキメラの形成によって端緒が開かれた「自己・非自己の免疫学」ができてからである。この免疫系は、移植医学における組織(先天)免疫系だけの問題であるから、一般の病気とは無縁のものである。それを無理やりに病気に当てはめたために、白血球が反乱を起こして自分の細胞を攻撃するなどと妄想したのであった。
 この五〇年で劇的に医学を変えたのが抗生物質による感染症の克服とセリエのストレス
学説によるステロイド療法の確立と分子生物学の樹立である。約四〇年前に私は細胞内に共生している細胞内小器官の糸粒体が高等動物の生命の鍵を握るに違いないと考え、「細胞分化に関する分子生物学的研究」として酵母を用いて糸粒体の突然変異の発生を分子生物学の手法により研究した。糸粒体のタンパク質合成系を抗生物質で阻害すると、細胞呼吸が止まるが変異は発生せず、核の細胞質タンパク質合成系を阻害すると糸粒体の突然変異が高率に発生することを、この研究で明らかにし、これをまとめて学位論文とした。その後は臨床医学に復帰し、顎・口腔疾患を窓口として白血病からうつ病、統合失調から子宮内膜症、夜尿症、網膜症、心筋症、リウマチなど、あらゆる疾患に取り組んだ。
 私の治療医学を考える基本は、「原因がなければ病気は起きない」というものである。自己・非自己の免疫学が隆盛期を迎えたころ、生体力学刺激を活用して歯根膜とともに骨髄造血巣をハイブリッド型に誘導する人工歯根と、筋肉内で造骨と造血を誘導する人工骨髄造血器を世界に先駆けて開発した。これにより脊椎動物の進化と免疫系の発生が重力作用に基づいた生体力学エネルギーによることを明示し、実験進化学の手法を確立し短期的にことごとくこれらのことを検証した。そしてこの脊椎動物の発生・分化と進化には重力・力学作用と糸粒体による細胞呼吸のエネルギー代謝が主導的な役割を果たすことを思考研究により明示した。この研究から得られた成果を「わけの分からない免疫病」発症の現象系に当てはめると、四〇~五〇年前に流行っていた自分ののどや口中や腸内の無害の黴菌が、ある条件下で簡単に腸扁桃(鼻・のど・胃腸・肺・膣にある) のM細胞から吸収されるために起こる日和見感染症や子どもの自家中毒症の劇症化したものであることが明らかになったのである。
 

2018-08-24 15:48:49

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正統免疫学への復帰 Part.32

正統免疫学への復帰 Part.32
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
4)外呼吸器の口・鰓と鼻腔・肺およびと内呼吸細胞小器官の糸粒体
外呼吸器は原始型では口と鰓、哺乳動物では外鼻・気道・肺に分けられるが、空気中の酸素と血液中の炭酸ガスを交換する器官である。今日の医学では、呼吸器科というのは肺の病気を診療する科である。しかし肺もまた数兆個の細胞で出来ていて、この細胞一粒の中に数百数千粒ほどの細胞呼吸の主の糸粒体が生きている。糸粒体は十八億年前に大型細胞生物に寄生した好気性(酸素を使う)細菌といわれている。従って肺の細胞内の糸粒体が何らかの原因で駄目になると、いくら外から肺をいじくり回しても病気は治らないのである。私は細胞内の小生命体の糸粒体の内呼吸の障害で「訳のわからない免疫病」が発症することを始めて究明し、免疫病の治し方を明らかにすることが出来たのであるが、これは外呼吸器と内呼吸器の深い相関性を探ることによって、治療法を見つける手立てとしたのである。肺から取り込まれた酸素と腸から吸収された栄養とが、身体の全六十兆個の細胞の中の内呼吸の主の二千粒の糸粒体のすべてにまで達するべく、血液とその細胞とホルモンによって運ばれるのである。これは原始脊椎動物のサメと哺乳動物を比較するとよく解る。サメの外呼吸器は鰓であるが、その附属器官を列挙すると、まず鰓の筋肉と骨格から発生した顎口腔の咀嚼器官と聴覚平衡器、眼と鼻、舌と心臓、鰓と腸と身体全体を制御する脳下垂体と副腎、腎臓と生殖系が全て一塊として外呼吸器を形成している。ヒトでは鰓の器官は、耳、内耳、鼻、眼、脳下垂体、副腎、甲状腺、副甲状腺、頸洞、胸腺、心臓、横隔膜、泌尿・生殖器官となっている。ここで外呼吸系と糸粒体の内呼吸系を直接制御している器官が何かといえば、内臓脳(間脳)の視床と視床下部に連なる脳下垂体と、太古の鰓腺とその脈管系から発生する副腎と甲状腺、胸腺などのホルモンのシステムである。生命体に降り注ぐ(作用する)全てのエネルギーと腸管と肺から入る全ての質量のある物質(ミネラル、酸素、栄養、ウイルス、黴菌、毒物など)の刺激は神経性と脈管リンパ血液性に、間脳すなわち内臓脳に集中し、さらに内臓脳の中心に位置する脳下垂体の一点に集中する。内臓脳で全ての刺激は脳内ホルモン・神経伝達物質、リガンドに変換され、脳下垂体の後葉、中葉を経て前葉において身体の全てのホルモンに変換されて血行性に、直接六十兆個の細胞内の糸粒体の働きを制御する。脳下垂体は、すでに原索類(ムカシホヤ)の段階で口腔粘膜上皮と脳神経細胞との合作で発生する心臓と並んで鰓の最も古い器官である。おびただしいホルモンのうち、セリエのストレス学説で注目された脳下垂体から分泌されるコルチコトロピックホルモンとこれによって副腎皮質から分泌が制御される副腎皮質ホルモン(ミネラルコルチコイドとグリココルチコイド)が有名であるが、その他の多くのホルモンが脳下垂体から分泌されている。外呼吸と内呼吸を繋ぐホルモンのシステムも実は鰓の外呼吸器系に内蔵されていたのである。従来は血液の老廃物が汗と尿とされ、血液細胞の産生する余った栄養が脂肪と生殖細胞とされていたが、正確には両者とも糸粒体のエネルギー代謝・細胞呼吸の結果発生するものである。細胞内感染して弱った細胞内の糸粒体にステロイドホルモン剤のミネラルコルチコイドとグリココルチコイドを使ってその働きを促進させると、細胞の働きが正常に戻り症状が消退するがこれは糸粒体のエネルギー代謝を正常化するためである。これらのステロイドホルモンは、糸粒体は活性化するが細胞内に感染している寄生微生物に対して殆ど作用しないから細胞内の感染症の黴菌やウイルスは益々増殖するのである。ホルモンの作用が時間とともに消退するとミネラルの代謝もエネルギー産生の代謝も狂って来てむくみや腫脹、痛み、痒み、発赤の炎症症状が増幅する。
 
 

2018-07-19 11:36:46

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正統免疫学への復帰 Part.31

正統免疫学への復帰 Part.31
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
3)細胞呼吸の調節器、鰓器の発生
外鼻と顎・口腔の発生の過程を個体と系統発生の両方で観察して鰓腸外呼吸器の本質を考えて見よう。外呼吸器の外鼻と顎・口腔・鰓器・鰓裂の発生をヒトの胎児の35日目、系統発生ではネコザメのステージで観察して見よう。このステージで鰓器の中で最も重要な口蓋部ラトゥケ嚢部が脳に向かって陥凹し脳下垂体の前葉と中葉の腺性脳下垂体を形成する。脳下垂体は鰓器の中心器官である外呼吸器の鰓腸の造血器官で発生する血液細胞と体の全細胞60兆個の内呼吸のエネルギー代謝の仲を取り持ってホルモンと生長因子で全細胞とその内の糸粒体を直接制御する。鰓器で造られる血液とその細胞群の血球を駆使して脳下垂体から分泌されるホルモンによって60兆個の細胞とその内の糸粒体が直接統制されるのである。同時に舌根部も陥凹し甲状腺を形成する。舌に連なる鰓裂の鰓腺が赤血球・白血球の造血器官を形成する。鰓器の一部として存在した腎・副腎系は、原始型脊椎動物の頭進に従って尾側肛側へと移る。ネコザメは、すでに大きな咀嚼筋肉をその下顎に持っているのが、舌筋も咀嚼筋もすべては鰓弓の呼吸内臓筋に由来する。脳下垂体の前葉と中葉は、外呼吸器の鰓器に由来し鰓器の中心に位置する。鰓腺から集まる血液が下垂体に集中する。一方間脳を中心とする内臓脳は鰓腸部の外胚葉と内胚葉の神経―筋肉―血管システムの合わさった神経幹でありその中心部から脳下垂体後葉の神経性脳下垂体が発生し前葉と合体する。脳脊髄神経に集中する神経性のすべての情報と、血行性に大脳辺縁系の内臓脳に運ばれる栄養・寄生微生物・毒性物質等のすべては、下垂体に集中し、ここでホルモン分泌性のホルモンに変換される。このホルモンが血中に分泌されると、血行性にすべてのホルモン腺の分泌を促す。こうしてホルモンにより全身のすべての60兆の体細胞とその糸粒体をコントロールするのである。従来外呼吸器のみと考えられていた鰓腸のシステムは、その中心に身体の全細胞の内呼吸を直接制御するシステムを内臓していたのである。これが脳下垂体―副腎系の体細胞全体の内呼吸制御システムである。セリエのストレス学説は、細胞呼吸の内呼吸システムがいまだ視野に入っていなかったために、内呼吸の不調による細胞機能の変調をすべてストレスすなわち歪によるものとして説明したものある。
 

2018-06-29 11:37:20

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正統免疫学への復帰 Part.30

正統免疫学への復帰 Part.30
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
2)身体の情報系
 動物には三種類の生命の情報系がある。第一が遺伝子情報系、すなわち細胞情報系である。すべての細胞内反応系、代謝系はもとよりリモデリングと再生(生殖)の情報系を細胞核の遺伝子が司る。第二は主として質量の無いエネルギーを伝達する情報系で筋肉運動を制御する中枢神経システムによるものである。感覚器官が窓口となった神経系の情報システムで、全身にめぐらした神経系でエネルギー情報を全身の内臓筋肉と体壁の筋肉に伝える。神経は求心系も含めてすべて筋肉のためのシステムである。筋肉と神経と血管は共役して発生する。神経なくして筋肉はなく、筋肉なくして神経はない。神経情報系は神経とホルモンによって直接筋肉を動かすか、間接的にホルモンによって心臓ポンプの筋肉を動かすことによって全身の60兆個の細胞内の糸粒体を統御する。すべてのエネルギー情報刺激は大脳辺縁系に集中すると、ここですべての刺激はホルモンに変換される。このホルモンは、心臓の筋肉ポンプ作用で血流を介して60兆個の細胞内の遺伝子と糸粒体に直接作用する。神経は筋肉のシステムである。筋肉のない生物に神経はない。エネルギーや極微量物質を受けた感覚器官が内臓筋と体壁筋を動かすのが神経―筋肉システムである。従って大脳辺縁系の視床下部に集積したエネルギー情報系はホルモンと生長因子とサイトカインに変換され、心臓という筋肉に作用して血流にホルモンを乗せて、筋肉作用を介して全身の60兆個の全細胞に直接的に働きかけて、細胞内の糸粒体と核を制御する。第三が質量のある物質の情報システムで鰓腸を含む腸管内臓系を取り込み窓口とした物質情報系で、取り込まれた物質を含む白血球を運ぶ血液が心臓循環系によって60兆個の全細胞に配達されるシステムである。黴菌やウイルス、栄養・ミネラルや酸素を肺や腸管内臓系を窓口として取り込み全身にめぐらすもので、心臓を動力源として脈管リンパ系が全身をくまなく網羅する。
 

2018-06-15 09:48:11

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正統免疫学への復帰 Part.29

正統免疫学への復帰 Part.29
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
4.正統免疫学の復活
1)生命現象の本質を探る
 メチニコフ、エールリッヒの基本に遡って正統免疫を復活させるには生命とは何かを正しく定義し、脊椎動物を定義し、哺乳動物を定義し免疫とは何かを定義して学問の手法に従って考察し生命科学を統一的に究明しなければならない。
生命の定義は「半透膜に境された水溶性の有機性のコロイドから成る個体が、太陽エネルギーと地球の重力作用(引力)と月の引力エネルギーの補助のもとに、自らエネルギー代謝(呼吸)を行い、これにより得られたエネルギーを用いて個体のパーツ又は個体全体をリモデリング(新旧交代)することによって、時間の作用で荒廃する細胞や個体の老化を克服するシステムである。この生命の反応の情報系の伝達システムは専ら遺伝子が担う。この定義では、自らエネルギー代謝を行わずに宿主のエネルギー代謝を使って増殖をするウイルスは不完全生命システムである。生命には二つのシステムがある。原核生物と真核生物、単細胞生物と多細胞の生物があり、さらに後者には植物と動物がある。これ等を比較することにより、脊椎動物の生命のしくみをよく理解することが出来る。生きものとは古くなってほころびた生体を細胞呼吸で得たエネルギーによって自ら新しくリモデリングして老化を克服するシステムである。多細胞性の脊椎動物は数兆から数十兆個の細胞から成り立っているが、この動物の生命も一粒一粒の細胞のエネルギー代謝(呼吸)で生ずるエネルギーによって支えられるリモデリングに依存している。脊椎動物の定義は「骨化の程度は異なるも骨性の皮歯と脊柱を持つ脊索動物」であり、その特徴は腸管呼吸を行うことである。他の動物種は皮膚呼吸を専らとする。脊椎動物の外呼吸器が鰓腸である。原始型でみる心臓と原始横隔膜(囲心腔底)を含む舌筋群(鰓弓に連なる鰓腸呼吸内臓筋)に所属して連動する鰓裂が外呼吸器で、両生類、硬骨魚類、爬虫類、鳥類、哺乳類ではそれぞれ鰓と管状肺、鰓と管状の浮き袋、腹腔に連なる気嚢と肺および囲心腔内におさまった横隔膜を持つ肺に進化する。生命現象の本質は細胞呼吸すなわち細胞のエネルギー代謝にある。これがそこなわれると生命が危ういのである。高等動物の呼吸には外呼吸と内呼吸がある。外呼吸器は、外鼻から鼻腔・副鼻腔、内耳、咽頭、喉頭、気管、肺のすべてが外呼吸器であり、空気から血中に酸素を取り込む器官である。内呼吸が細胞レベルの呼吸のことであり、細胞内のエネルギー代謝のことで、糸粒体(ミトコンドリア)が専らこの働きを担う。従来の医学では、内呼吸の視点が殆ど欠落していたために、分子生物学が発達していたにもかかわらず、人体の健康や病気の細胞レベルの本態が殆ど解らなかったのである。臓器別医学で呼吸器科というのがあるが、肺の疾患を扱うというだけの意味で、内呼吸に関しては完璧に無知であった。肺臓自体が数兆個の細胞から成り、それぞれの細胞内で数百~数千の糸粒体が細胞呼吸を営んでいるのである。この肺臓の細胞内の糸粒体のエネルギー代謝が阻害された状態が肺炎や喘息や肺の疾患である。外呼吸器と60兆個の細胞内の糸粒体の内呼吸との関係はどうなっているのであろうか?外呼吸器の肺は生活媒体の水や空気から酸素を血中に取り込む鰓や肺の装置であり、内呼吸は60兆個の細胞内の糸粒体の呼吸のことであるから酸素が血液とその細胞(血球)によって全身の細胞にくまなく酸素や栄養を配達しなければ、内呼吸はうまくゆかない。前者と後者の仲を取り持つのが血液とその細胞の赤血球・白血球である。外呼吸は専ら酸素がその対象であり、これを吸収して炭酸ガスを排出する装置が呼吸器であるが、酸素だけでは細胞呼吸は出来ない。糸粒体のエネルギー代謝には水と酸素とすべてのミネラルとビタミンと必須アミノ酸と必須脂肪酸とブドウ糖を解糖してできるピルビン酸が備わってなければならない。これらを摂取する窓口が顎口腔である。鼻が酸素摂取の肺の窓口で、顎口腔が栄養のすべてを摂取する窓口で両者がともに細胞呼吸を支えているのである。つまり酸素が気体の栄養でこの取り込み口が呼吸器と呼ばれ、その他の栄養が消化管によって血中に取り込まれるのである。外呼吸の調節は、もっぱら間脳の内臓脳と延髄の自律神経で行われるが60兆個の全細胞内の糸粒体の内呼吸の調節装置はどのようになっているのであろうか。従来この事をきちんと認識して論ぜられたことが無かった。つまり哺乳動物の60兆個の細胞群が、まとまった一つの個体として行動する時に、いかなるシステムによっておびただしい数の細胞群の糸粒体が統一個体として制御されているのかという観点が欠落したまま、ばらばらに臓器別医学の部品の修理とその交換の移植手術が無秩序に行われていたのである。
 

2018-06-04 11:09:42

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正統免疫学への復帰 Part.28

正統免疫学への復帰 Part.28
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す

4)臓器移植の疾患の実際
拙著を読んで西原研究所を受診された移植手術の対象となる免疫病患者の実際の症例二例を示す。いずれも大学病院や癌センターで心肺の同時移植しか治療法がないと宣告された患者である。
第一症例、17才の女性、体重25kg、慢性副鼻腔炎(5才~)、凡細気管支炎、気管支拡張症(14才~)10才頃からよく発熱し、学校を早退していた。14才の1月に高熱を出してから急に肺と気管が悪くなる。16才の時に鼻茸の手術を行った。国立の大学医学部病院へ通院し抗生物質等薬物治療を行う。37℃~38℃の発熱が続き、息切れと動悸が激しく、大量の痰と激しい咳が続いた。大学病院の医師に肺の移植以外に手がないと言われた。その後も咳と痰が続き、ひどい口呼吸と玄米食と小麦食、常温の水を摂取していた。受診後はこれらを改め鼻呼吸にし、玄米と麦を白米に改めすべて42℃に温めて、ビフィズス因子を摂取して痰は患者の母親の言で約50分の1に激減した。これは喉や口腔内や腸内の常在菌の細胞内感染症で、口呼吸と玄米食と腸の冷えにより腸扁桃のM細胞の白血球が雑菌を抱えて肺臓や気管支の細胞群に細胞内感染症を発症しただけである。これが現代医学では肺の移植手術の適応となるのである。
第二症例、15才の女性、体重22kg、沖縄在住、4才の時CMLを発症し10才で骨髄移植を九州がんセンターで行った。その後、咳と痰が激しく体重も減少し視力も低下、皮膚は魚の鱗状で赤茶色、右肺が閉塞し細気管支炎発症。14才でパルス療法を行う。15才で気胸にて入院、症状が悪化したため肺の移植を薦められた。診察ではひどい口呼吸とひどい冷中毒で幼少より温かいものが一切飲食できない状況が続いていた。本症例は内臓の冷えによる喉と口腔内細菌と腸内細菌の肺臓細胞全体の細胞内感染症によるって発症した疾患である。鼻呼吸を徹底し腸を温めビフィズス因子を投与して痰も咳も激減した。
二症例ともに口呼吸と冷中毒、食物の不適により、口腔内、喉、腸内細菌が白血球によって全身に播種され肺、気管支細胞群への細胞内感染症により心臓と肺臓の働きが不調となっていたものである。これらの症例では肺臓を移植しても、口呼吸、冷中毒を改めなければ時間がくれば再び心肺は腸内の常在性の細菌に汚染されて荒廃する。
口呼吸を鼻呼吸に改め、腸の冷却を改めて温罨法をほどこし、ビフィズス因子を与え食物を選んだ結果肺の疾患は劇的に改善された。臓器別医学で移植を必要としている「わけの解らない免疫病」におかされた臓器の実態は、すべて「口呼吸」や「冷中毒」によって細胞内が腸内細菌に汚染されたために臓器が機能不全に陥ったものである。

2018-05-07 12:09:25

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