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正統免疫学への復帰 Part.27

正統免疫学への復帰 Part.27
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
3)上記論文で問題となる点を順次番号出指摘して論説する
①抗生物質による魚の養殖や畜産物や抗生物質の乱用によって生活環境や衛生環境が清潔になるという発想は、余りにも幼稚で、まるで小中学生の如くである。生活環境にはおびただしい数の無害の非病原性の細菌やウイルスがいることを知らないのである。つまり40年前に言われていた日和見感染症や乳幼児の自家中毒(自身の常在性の腸内細菌による病気)の存在すら知らないということである。
②乳児期の病気がすべて病原体によるものとの思い込みがあり、自家中毒症という病気の存在を知らないことを示している。
③リシェが発見したのは、アナフィラキシー現象である。アレルギーショックというのは医学には存在しないのである。その後ピルケによって血清病やアルサス現象をまとめてアレルギー反応(わけの解らない反応)と呼ぶように提唱されたのである。
④IgE抗体がアレルギーの原因物質であるとして石坂氏は文化勲章を受けたが、そもそも抗体というのは、抗原が体内に入った時に出来るもので、IgEとはインムノグロブリンすなわち免疫蛋白質でこれが抗体のことである。これにはAとG、MとEがある。抗体が抗原になるというのは、正統免疫学でいうと論理矛盾するから、これだけでも「自己・非自己」の免疫学は破綻しているのである。IgEはCRPや抗核抗体、抗リン脂質抗体等と同様に、無害の常在性の腸内の細菌やマイコプラズマやウイルスが体内の組織や器官を構成する細胞群に大量に細胞内感染症を起こした時に出来る抗体である。
⑤花粉症だけが本当のアレルギーである。花粉症は動物の精子に相当する蛋白質であるが、花粉だけでは花粉症は発症しない。口呼吸による扁桃リンパ輪の雑菌の感染症と大気汚染の複合で、はじめて発症することは、林業の人々の良く示すところである。もうもうと花粉の舞う森林で平然と働く林業家も都会に出れば一年足らずで発症する。発症後は林業に復帰しても、2年間は症状が続くのである。
⑥昔青洟をたらしていたのは、今ほど口呼吸の常習者がいなかったので、鼻呼吸の不調な時に青洟がでたのである。今日青洟が皆無なのは、感染症が激減したためではなくて、5か月離乳食の子がほぼ完璧な丸呑み。口呼吸のため鼻が通らないで駄目になって洟が枯れているのである。逆に口呼吸と離乳食による緑便のための腸内の非病原性の細菌やウイルス(大腸菌やエンテロウイルス)感染による劇症型自家中毒症とも言えるアトピー性皮膚炎、風邪、中耳炎、膀胱炎、肺炎、乳児湿疹が多発しているのである。
⑦乳児の感染症が低下していると誤解しているが、今日の乳幼児のアレルギー性疾患とされているアトピー性皮膚炎、喘息、川崎病、はすべて非病原性の喉や腸内の常在菌やウイルスの感染症であることを知らないのである。2歳半迄母乳ないしミルク育児で正しく育てれば、6歳迄一度もこれらの病気にかからないで健康に育つのである。実際に私は何人もピカピカに育つ正しい西原式のミルク育児指導を行った経験に基づいているのである。
 

2018-04-03 15:05:56

正統免疫学への復帰 Part.26

正統免疫学への復帰 Part.26
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
2)ここに理化学研究所所長免疫アレルギー科学総合研究センター長の谷口克氏の論文(WEDGF 2005.November.P58~59)を引用し、問題となる箇所に番号を記してその解説をしておく。
花粉症はなぜ増えたか 谷口克(理化学研究所)
 21世紀における医学の挑戦
開発途上国にはアレルギー患者はいない。戦前の日本にもアレルギーはなかった。戦後60年かけて、われわれは生活レベルを向上させ、生活環境とくに衛生環境を清潔に保つ生活用品を発明した結果、世界一乳児死亡率の低い国になった。抗生物質を使用することによって食糧生産も順調になり、食物連鎖の頂点にいるわれわれの身体は、以前にもまして清潔になったが、代わりにアレルギー体質を獲得した。①このような状態であるから、アレルギーはこれからも増え続ける。アレルギーは、たかだか60年間で人間の体質を変えた物質文明に、生命システムが発信した警告かも知れない。1億年後に出現する病原体にまで対応できるかけがえのない免疫システムをバランスよく機能させるためには、乳児期からの病原体との上手な付き合いが必要であることを教えている。
(理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センター長 谷口克)
 
花粉症はなぜ増えたか
「国民の約3分の1が花粉症、アトピーや喘息などのアレルギーを発症している。しかし、アレルギーに対する明確な根本治療法は未だにない。アレルギー現象は、20世紀の初めにジュンナーの種痘の発見にヒントを得て、リシェーがイソギンチャク毒素に対するワクチンを開発しょうとして、犬に2度目の毒素を注射したところ犬がアレルギーショック死をしたことから明らかになった。③このアレルギー原因物質がIgE抗体であることを1966年に石坂公成・照子夫妻が突き止めた。④約40年も前に原因物質が発見されたのに、なぜアレルギーの根本治療法が開発されないのか?
 その一つは、アレルギーが環境因子によって極めて大きな影響を受けることにある。実際、84年に東京都杉並区住民に行ったスギ花粉に対する抗体保有率の年齢別調査の結果、戦前生まれの人にはほとんどアレルギーがなく、戦後生まれの人にアレルギーが明らかに
多かった。アレルギー疾患はここ60年間に10倍に増え、70年にはアレルギー体質保因者(ダ二/スギに対するIgE抗体陽性率)は集団において、たかだか10%以下の頻度であったものが2000年には80%以上に達していることから今後も花粉症が増え続けると考えられる。とくに世代間でのアレルギー患者頻度はそれをよく反映し、最近の調査でもダニ、スギに対するIgE抗体陽性率は20代(80%)、40代(70%)、50代(40%)、60代(30%)となっている。
 
アレルギー増加の要因
 アレルギーの発症は、大きく3つの要因が考えられている。
 まず第1の要因としては、抗原量の増大である。戦後植林したスギ面積は40年に50万㍍だったものが、70年には150万㍍に達し、その大部分が、花粉を大量に放出する年齢に達しているという。また家ダニ数も住居環境の改善により飛躍的に増えている。
 第2の要因は、自動車、特にディーゼル車から出る大気汚染物質の増加である⑤。都市と農村を比較すると都市部で圧倒的にアレルギー患者が多く、花粉飛散量は同じであっても交通量の多い日光街道沿いのアレルギー患者発症頻度(15%)は、交通量の少ない小来川地区(5%)のそれと比べると有意に高い。同じことが旧西独(21%)と旧東独(6%)の比較を見ても明らかである。
 第3の要因は感染症の激減である。60代以上の方は、幼児期にほとんどの仲間が青鼻を垂らしていたが、今ではそのような光景は見当たらない⑥。生活環境が整備され、次々に強力な抗生物質が開発された結果、がんやエイズ、あるいは免疫不全になっている老人を除いて、感染症で死ぬことはほとんどなくなった。しかし、清潔になった環境が、アレルギー患者を増やし続ける一番の原因となっている。とくに幼児期における感染症の低下が問題だ。生後6カ月までに染症を患えば、アレルギーにかかる率は低下する⑦し、6歳の時点でツベルクリン陽性の子供が喘息に罹患する頻度は4分の1以下に減少する。兄弟数も発症頻度と関係している。第1子のアレルギー罹患率は6・3%であるのに対して、第2子は4・9%、第3子は3・1%になることからも、兄弟間で相互に感染することがアレルギー抑制に効果があることがわかる。逆に一人っ子や、生後3年以内に抗生物質を投与された場合、アレルギーは増加する。これは動物実験でも証明されていて、生後4週まで
に持続的にカナマイシンを投与するとアレルギーをおこすIgE抗体の数値は高くなる。
谷口克(理化学研究所)
 

2018-03-22 11:11:59

正統免疫学への復帰 Part.25

正統免疫学への復帰 Part.25
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
3.破綻した「自己・非自己の免疫学」
1)シュードウサイエンスの今日の免疫学
ニコル・ル・ドワランによって開拓された「自己・非自己」の免疫学は、ウズラとヒヨコ(ニワトリ)の胎生期の神経堤の交換移植の成功にはじまる。これは、組織免疫系とか先天免疫系とよばれる細胞レベルの消化現象を中心とした高等動物の血液遊走細胞の反応系を扱う領域である。元来は胎生期に観察される免疫寛容の現象が何であるかが全く不明のまま、免疫寛容を利用してウズラとヒヨコのキメラを創り、孵化した後に免疫寛容が消退した時に異なる種の間に移植された細胞と生着した動物の細胞の消化反応を観察して世界中が驚いたのである。この組織免疫反応の研究は、人体の臓器移植手術が先行したために急にこの方面の組織免疫反応の研究が臓器移植外科医学の観点から必要とされたためのものである。元来疫病や疾病を扱う免疫学の概念は、メチニコフの「細胞消化」とエールリッヒの「抗原抗体反応」の二系統として1908年に考えられたものである。細菌やウイルス、原虫に対する細胞消化システムや抗原抗体反応と、哺乳動物や鳥類に移植した動物細胞に対する白血球の消化システムや反応システムは、消化対象の巨大さと細胞構造の複雑さで比較することが出来ないほどかけ離れた現象系である。比較してはならない疾病の免疫反応現象(昔この学問を血清学と呼んだ)と移植手術後の臓器の生着か拒絶かの組織免疫反応現象(自己・非自己の免疫学)を同列に扱う今日の免疫学は完璧に破綻している。学問としても全く考察不足で学問の体裁すらないのでこれは完璧にPseudo science(偽学問)である。世界中の免疫学者が現在狂っているのである。

2018-02-20 09:47:45

正統免疫学への復帰 Part.24

正統免疫学への復帰 Part.24
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
活性乳酸とビヒズス因子が有効なC型肝炎の症例をここに示します。活性乳酸とビヒズス因子を投与する前に血液を採取して、白血球を分離し電子顕微鏡で観察すると、すべての顆粒球のミトコンドリアが空胞変性していたのです。共鳴現象で活性乳酸とビヒズス因子が有効と判定されたので3ヶ月間服用してから再度血液を採取して白血球の電子顕微鏡像を観察すると見事なまでにミトコンドリアの徴細構造が回復していました。もとより共鳴で判断して肝の障害は改善されていました。共鳴で判断するとエイズウィルスにも活性乳酸とビヒズス因子が有効であることが解かります。また、ビヒズス因子とは、腸内のエンテロウィルスや悪玉菌、サイトメガロウィルス・エイズウィルス・マイコプラズマ等に対してビヒズス菌が産生する抗生物質のことである。真菌(カビ)の産生する通常の抗生剤はミトコンドリアを含む全ての細菌型生物の蛋白質合成を阻害するのに対し、ビヒズス因子の抗細菌作用はミトコンドリアには一切作用しないと考えられる。これから考えると活性乳酸はミトコンドリアのみがエネルギー代謝に活用することが出来る栄養であって、ウィルスや黴菌には利用できないに違いないということです。ウィルスや黴菌は、ミトコンドリアと同じようにグルコースを利用するのです。ミトコンドリアだけが利用できるエネルギー源を見つければ、ミトコンドリアを活性化するエネルギーの太陽光線と温熱エネルギー(38℃)を細胞内感染している器官に加えることにより細胞内の黴菌を退治することが出来るのです。こうして治療法がないと言われた病気を治すことが可能となりました。共鳴現象とビフィズス因子を活用すれば、エイズや肝炎等治療法がないと言われた難病も治療することが可能となります。ただし寝ないで頑張るとか冷中毒や口呼吸を続けたままでどんな健康法を行ってもどんなサプリメントを服用しても真の回復はおぼつかないということです。
 
4)癌の治療法から癌の本態を探る
 腫瘍マーカーとCTスキャンによって腎臓癌と診断された45歳の男性の治療例をここに示す。CTには腎嚢胞と共に癌病巣が認められた。BDOTによる共鳴現象で調べるとCT像も、身体の腎臓部も共に-4で癌病巣であることを示していた。
 BDOT(オーリングテスト)でCT像と患者の腎臓部に共鳴する有効なビヒズス因子を調べるとビヒズス因子と活性乳酸が有効であったので、口呼吸を改め美(呼吸)呼吸を徹底し冷中毒を改めて、1ヶ月間これらを投与した。これがミトコンドリア活性免疫病治療法である。1ヵ月後に共鳴で腎臓癌を調べたところ、判定結果は、初診時の-4が1ヶ月で+2に変化していました。そこでこの療法を1年間続けたところ、右の腎臓は元来存在していた嚢胞はそのままで癌病巣が消失し、共鳴でも+3となっていて、ほぼ癌は完治していましたが、大学病院の医者に手術を強く勧められたそうです。5年頃前から腫瘍マーカーとCTスキャンによる癌の診断が一般的となり、大学病院で盛んに手術をされています。腎臓癌・副腎癌・膵臓癌・肝臓癌・甲状腺癌・乳癌・子宮癌・前立腺癌・脳下垂体腫瘍等です。これらの癌は手術をしてはいけません。特に腎臓癌と肝臓癌・膵臓癌は今日医者が最も手術を勧める病気ですが、身体を温めて、美呼吸を徹底して太陽光線によりミトコンドリアを活性化し、冷中毒を改めビヒズス因子を長期的に投与して腸を活性化し骨休めを充分にはかるミトコンドリア活性免疫病治療法により完治させることができるのです。
 最近の一例を示します。喘息の持病のある出版社の社長さんが腎臓癌にかかりました。腎臓癌は二つある腎臓の片方に限局しているので、手術で確実に転移することなく腎臓を丸ごと摘出できるので、1ヶ月後には退院できるということで、手術を自信を持って勧めるのが医者です。ところが実際には手術をすると2~3年後には死亡します。手術後3ヶ月して殆どの症例で、起こるはずの無いひどい転移が発生するのです。
 この症例も3ヶ月目に腹腔中の転移が起こり、社長さんは制癌剤の治療を受けることとなりました。結果2年半後には亡くなってしまいました。この事実を深く考えて見ましょう。ミトコンドリア活性免疫病治療法でわずか1ヶ月から好転して1年で完治する腎臓癌が、手術では重症の転移が起こる。腫瘍は1粒2粒の細胞から1cmの大きさに育つまでに10年はかかる。従って千粒の細胞が仮に転移したとしても粟粒結核の如く小転移巣を作るのに数年は必要である。にもかかわらず数ヶ月でひどい転移が起きるというのは、癌が制御不能の多重微生物(細菌・マイコプラズマ・ウィルス)の細胞内感染巣の集合体であることを暗黙のうちに示しているのである。癌は時に、丹毒に感染して1週間ほど38°~39°に発熱すると自然治癒することが昔から経験されていたが、発
熱で活性化するのがミトコンドリアである。そして細胞内感染症で最初に障害されるのがミトコンドリアである。60兆個の多細胞をまとまった1個体の動物として、統一的運動に多種の器官・組織の細胞群をサイトカインとホルモンで制御しているのが、各細胞内でホムンクルス(小人)の如く働いているミトコンドリアであることを思い起こそう。多細胞動物の発生過程におけるミトコンドリアの機能を、演繹法・帰納法と共に逆計算法で考えると、各組織や器官が発生する経過において細胞膜によって細胞増殖を制御する制御機構がミトコンドリアに存在することが解る。
多重微生物の細胞内感染症でミトコンドリアの膜制御が崩壊し、細胞が制御を失って増殖するのが、特殊細胞内感染症の癌であるとすれば、腎臓癌の摘出後の急速で広範な転移巣成立の謎も解けます。10年間一度も医者にかからずに放置された末期乳癌患者を鼻呼吸にし、癌患部をビヒズス因子で洗浄しビヒズス因子を多めに服用し、純白米のお粥を食べさせて、低体温を改めたところ、1週間で見違えるほど回復した症例があります。治療を続けた結果、家族が驚くほど元気になりました。
癌もまた複雑多重の微生物の細胞内感染症で細胞膜の制御が失われているだけの免疫病だと解れば、治す方法も自ずと明らかとなります。ただし免疫病はある限度を超えてミトコンドリアが回復不能まで障害されると、どんなに治療しても治すことができません。従って、取り返しがつかなくなるほどにミトコンドリアをステロイド剤や寒冷・熱エネルギーや過剰重力作用で痛めつけてはなりません。このことを理解すれば、あらゆる病気を未然に阻止することが可能となります。

2018-02-06 17:01:27

正統免疫学への復帰 Part.23

正統免疫学への復帰 Part.23
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
3)活性乳酸とビヒズス因子が免疫病に有効な理由
 免疫病で最もポピュラーなのがアトピー性皮膚炎です。喉の扁桃(ワルダエルリンパ輪)や腸の扁桃(GALTのパイエル板)から、常在性の腸内微生物(黴菌やウィルス)が白血球内に吸収され、白血球が黴菌の運び屋となって体のあちこちの組織に黴菌をばらまくとあちこちの器官や組織を構成するおびただしい数の細胞内に数え切れないほどの黴菌が巣食う細胞内感染を発症します。皮下組織の細胞内に黴菌が巣食った状態がアトピー性皮膚炎ですが、まさか喉や腸の黴菌による皮下組織の細胞内感染症とは今迄誰も気づかなかったので、わけのわからない非定型的な皮膚炎という意味でアトピー性皮膚炎と呼ばれていたのです。今日のアレルギー疾患や膠原病や難病と呼ばれているわけのわからない免疫病は実はすべて喉や腸の無害のはずの常在性のウィルスか細菌の細胞内感染症が原因となって発症していたことを筆者が世界にさきがけて究明したのです。実はこれらの疾患の軽症例は、40年には成人では日和見感染症と呼ばれ、乳幼児・小児では自家中毒症と呼ばれた感染症群が、生活様式の激変によって劇症化している疾患群のことだったのです。そして当時のこの種の劇症例が好酸球肉芽腫症やサルコイドージス、ヒスティオサイト-シスX等でした。抗生物質とステロイドの投与で当時のこれらの劇症例も今日殆ど見られなくなりました。喉や腸の温度が体温より1℃下がれば腸扁桃のパイエル板(白血球造血器)から口や喉や腸の黴菌が白血球に取り込まれ、その白血球が黴菌を退治せずに運び屋となります。睡眠不足(骨休め不足=重力の過剰負荷)をしても、暴飲暴食をしても、過労でも、ビタミン不足でも細胞内感染症が起ります。例えば喘息は、ただの口呼吸と冷中毒で喉・気管・肺の上皮細胞の細胞内感染症が起こるだけで発症する病気です。リウマチも関節部の細胞にウィルス感染や雑菌の細胞内感染が起こっているのです。膠原病も皮下組織の膠原繊維の多い結合組織細胞の細胞内感染にはじまり、やがて重病になると白血球が内臓の器官や血管にもところかまわず細胞内感染症を発症するので全身がやられてしまいます。哺乳動物の関節頭には二次リンパ造血巣、つまり白血球造血巣があります。白血球が運び屋となってこの関節頭の白血球造血巣にウィルスをばら撒いたり、腸の雑菌を播種し、それが繁殖して腫脹・発赤・疼痛・変形・壊死を起こす。これがリウマチや膠原病の大腿骨骨頭壊死です。
糖尿病も喉の黴菌やウィルスが膵臓のランゲルハンス島と呼ばれる細胞群に細胞内感染症が起こるとミトコンドリアが働かなくなってインシュリンが枯れる病気ですが、重症になると膵臓を駄目にした運び屋の白血球内の黴菌が体中の血管炎を引き起こし、網膜にアトピーを起こすと網膜症で失明し、足の血管が炎症を起こして塞がれば壊疽に陥りますが、腸内の黴菌を最適の温熱治療で全身性に一時に退治すれば、手遅れでないかぎり一度にすべてを治すことが出来ます。昔からこの手の病気に抗生剤(抗細菌剤)やら抗癌剤(抗ウィルス剤)を長期的に投与すると症状が改善されることが知られていましたが、ウィルスや細菌の細胞内感染症が本態であるので、当然といえば当然のことです。
それではどうして訳の解からない免疫病や癌に活性乳酸やビヒズス因子が効くかをこれからお話しましょう。これまで述べて来た訳の解からない免疫病の本態が口や喉や胃・腸内の常在性微生物の細胞内感染による事が究明されれば、細胞内に感染したウィルスや黴菌がどのようにして細胞を駄目にするのかを考えなければならない。哺乳動物の細胞内には、800から3000粒ほどのミトコンドリアが約18億年前から共生していて、細胞呼吸を担当している。これは細菌と同じハプロイド(二重ラセン一組)の遺伝子と蛋白質合成系を持つが、細胞質における核の蛋白質合成系が変調を来たすとミトコンドリアの働きがうまくいかなくなるのである。従って細胞内にウィルスや黴菌が入り込むと、まずミトコンドリアが障害を受けて細胞内呼吸のエネルギー代謝が障害されるのである。すべての細胞の生命力と活動は、エネルギー代謝の細胞呼吸に依存するから細胞の働きが障害される結果、細胞の生命力が衰える。こうなると眼ならば見えにくくなる網膜症、耳なら内耳炎、心臓なら心筋症、気管支なら気管支炎、肺なら肺炎、腸なら腸炎を発症する。

2018-01-15 15:22:49

正統免疫学への復帰 Part.22

正統免疫学への復帰 Part.22
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
2)細胞生命と健康のしくみ
 原生動物の健康のしくみは、生活媒体の温度や圧力が適当であれば自ずと栄養が行き渡り、常にメディウムの新鮮さが維持され酸素も過不足なく溶けていれば細胞のパーツもリモデリングされ、個体丸ごと生殖によりリモデリングします。これに対してメディウム(生活媒体)の温度が低すぎたり、高すぎたり、圧力が高すぎる場合には原生動物はうまくリモデリング出来ません。栄養や酸素が多すぎても少なすぎても活力は衰えます。何故外から作用する質量のないエネルギーで活力が駄目になるのでしょうか?原生動物内のミトコンドリアが実はビタミンとミネラルを使ってブドウ糖が分解されてできるピルビン酸(ショウ性ブドウ糖)を酸素を使って酸化しながら電子伝達系で電子を受けわたしリン酸化して、高エネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)を作る時に体の外から作用するエネルギーの光や圧力、温熱や寒冷エネルギーを受けるとミトコンドリアが活発になったり働かなくなったり、破壊されたりするのです。また、原生動物の培養液(メディウム)に黴菌やウィルスが混入していても原生動物の細胞膜に微生物が付着感染しても、細胞の中に入り込んで生きていても原生動物はうまく生きて行く事が出来なくなります。
これらのことは、多細胞動物の60兆個の一つ一つの細胞でも完璧に同じです。違いは多細胞動物のヒトの成体では、60兆個の細胞がそれぞれに集まって多種多様の器官、臓器、脈管、心臓、組織、骨格、筋肉等を形成し、多数の器官や細胞が互に密接な連繋のもとに作用して原生動物の如く1個体としてまとまった行動を取ります。一つ一つの細胞は、すべて血液やリンパ液や組織液を生活媒体(メディウム)として栄養と酸素を得ており、細胞内でこれらを使ってミトコンドリアが中心となって核の遺伝子の引き金を引いてリモデリングしたり活動を維持します。メディウムの栄養や酸素は、鼻から吸入した空気を肺から血中に取り込み、口から摂取した食物を腸管内臓で消化し栄養を血中に取り込み、心臓ポンプでこれを全身に運ぶ。
多細胞動物でも、原生動物と同様にメディウムに黴菌が感染しても、細胞膜が感染しても、細胞内感染が起こっても、体調は不良になります。細胞内に無害の腸内微生物が巣食ったのが先に述べたわけの解からない免疫病ですから、細胞内感染症が起きないようにしなければなりません。従って、呼吸法が誤っていても、食べ方が駄目でも、食べる物が不適でも、肺や腸の働きが駄目でも心臓ポンプがうまく働かなくても血管やリンパ管が縮小していても個々の細胞の内呼吸すなわちミトコンドリアの働きが障害されます。個々の細胞の生命を生き生きとさせるには体の外から降り注ぐ熱エネルギー、寒冷エネルギー、重力エネルギーや抑圧的生命エネルギー、不適当な電磁波や放射線を抑制し、食べ方を正し、食品を正し、呼吸を正し、睡眠を正し、心臓循環系を活性化することが肝要です。
 

2017-12-14 15:44:04

正統免疫学への復帰 Part.21

正統免疫学への復帰 Part.21
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
③進化で知るからだのしくみ
 突然脳下垂体と副腎系が出て来てステロイドホルモンが全細胞のミトコンドリアを直接血流を介して支配していると言われても、腑に落ちないヒトが多いと思います。60年前にセリエがストレス学説をとなえた時から今日に至るまで、ステロイドホルモンが一体身体のどこにどう作用しているのかすら誰も知らないで闇雲に学説を信じ、闇雲に合成されたステロイドホルモンをわけの解からない免疫病に使って来たから世界中の免疫治療が大混乱に落ち入ってしまいました。
今ここで述べている「ステロイドホルモンの標的器官は全細胞のミトコンドリアである」という事は、世界ではじめて著者が解明したことです。それでこの治療医学に根ざした免疫学を「西原博士のミトコンドリア免疫学」と呼んでいるのです。脳下垂体と副腎とは、
一体何物なのでしょうか?「器官の本質を知ろうと思ったら、その由来をたずねよ」というのが形態進化学という学問を作った詩人で有名なゲーテのことばです。ここに哺乳動物に進化するネコザメの呼吸器官(エラ)の模式図とヒトの呼吸器官(顎顔面口腔・肺)の模式図を示します。脳下垂体と腎・副腎は、まぎれもなく鰓器(エラの器官)の一部に由来しています。原始脊椎動物のサメのエラ呼吸器(鰓腸)が腸管の中で最も大切なものです。これはヒトでも同じことで、10分から20分間呼吸が完璧に止まればサメもヒトも死んでしまいます。このエラ(鰓腸)が発生する最も最初の段階で、口と鼻腔の粘膜の一部(ラトゥケ嚢)から脳下垂体が脳の方にくぼんで落ち込み(陥凹して)、内臓脳の一部と合体して脳下垂体が出来ますが、これは脊椎動物の出発点の原索類(ホヤ)の段階からスタートします。
副腎と腎臓の原器もこの頃にスタートしますが、エラの中で発生し、やがて最も多量にエネルギー代謝の老廃物を排出する筋肉に沿って副腎と腎臓がととのい、腎と心臓がキュビエ管でつながります。哺乳動物の個体発生では副腎は鰓動脈の一部から発生しますが、これは頚洞や腰部動脈洞等と同じで上皮間葉相互作用のもとにホルモン産生器官として出来るのです。サメの時代のエラ孔には、それぞれ造血器と鰓弓軟骨があり、この軟骨は舌に集合している。舌筋がエラの呼吸筋肉で出来ていて顎を上下に開閉すると半開きの扇の如く舌筋がエラ孔を動かして呼吸する。鰓孔の周囲の鰓腺が造血器で、水中の酸素に接して未分化間葉細胞が赤血球に分化誘導される赤血球造血を行っている。

哺乳動物に進化するとこの造血巣の大半が喉の扁桃(五種類のワルダイエル扁桃輪)と胸腺と頸洞と肺に変容する。哺乳動物の喉には扁桃は萎縮していて存在しないがヒトのみに異常にワルダイエル扁桃リンパ輪が五種類発達している。これは600万年前頃にはじまったことばの習得と加熱食品の常用によって生じた構造的障害である。後鼻孔と気管の連続性が失われ、哺乳動物として最も重要な口腔・食道の食物の道から独立した気道の確保という哺乳動物の進化の掟が破綻したために生じたもので、加熱食品による口腔内細菌の扁桃リンパ造血器への感染の波及による扁桃肥大である。
腸管とその由来気管には、いたるところに腸扁桃組織が存在する。喉以外のものをGALTと呼ぶ。この扁桃リンパ器官は(腸管関連リンパ組織)パイエル板とも呼ばれるが、M細胞という袋状の細胞内に未分化間葉細胞(幹細胞)を多数抱えており腸管腔内にマイクロビーリーを出してここで黴菌やウィルスをつかまえるとこれを未分化間葉細胞内にわたす。受け取った細胞は、この取り込まれた黴菌やウィルスが引き金となって遺伝子発現が起り、白血球の顆粒球が分化誘導される。体温が高い時(37℃以上)は白血球はこの黴菌を消化するが、36℃以下では一切消化することなく、この黴菌を白血球が運び屋となって体のあちこちの器官の細胞にばらまく。
ばらまかれた細菌は様々な細胞内に取り込まれると、ミトコンドリアとともに細胞内に黴菌が共生するようになる。これが細胞内への腸内常在細菌の感染症である。こうなると感染した細胞内のミトコンドリアが働かなくなって細胞の働きが障害される。これが免疫病である。喉の扁桃の白血球造血器の感染は元々鰓器の造血器に由来するからキュビエの「器官の相関の原理」でまず脳下垂体と副腎に感染が及ぶ。ワルダイエルはヒトの喉の扁桃リンパ輪が原始脊椎動物のサメの鰓腺に由来することを発見した時にヒトに関して「すべての病的現象はここから始まる」と記している。

2017-11-28 11:33:25

正統免疫学への復帰 Part.20

正統免疫学への復帰 Part.20
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
②からだのしくみ
 さて、60兆個の細胞は一体どのようにして細胞の働き(代謝=メタボリズム)が制御されているのでしょうか?これは一粒の原生動物細胞のメタボリズム(代謝―働き)を考えればすぐに解ることです。原生動物は生きている生活媒体(メディウム-溶液)の中の必須の成分(栄養やミネラル・酸素)を細胞膜から吸収して、ミトコンドリアのエネルギー代謝(メタボリズム)の渦をめぐらせながら核の遺伝子を働かせて、古くなった細胞のパーツを新しく作り換え(リモデリングする)ながら生きて行きます。ヒトでは個々の細胞のメディウムは血液と体液に相当するからホルモンを介して血液が肺や腸から吸収した酸素と栄養を60兆個の細胞に配達するとそれぞれの細胞がこれを細胞膜から取り込んで、これを代謝します。
60兆個のヒトの細胞は、成熟した赤血球以外はすべてミトコンドリアと核を持つ。全細胞の代謝を直接制御するホルモンが脳下垂体副腎系のいわゆるステロイドホルモンです。脳下垂体からステロイドホルモンの分泌をうながす副腎皮質ホルモン分泌促進ホルモンが状況に応じて血中に放出されると、副腎皮質細胞のミトコンドリアがステロイドホルモンのうち、ミネラルコルチコイドとグリココルチコイドを合成し血中に分泌します。このホルモンは全細胞に直接働きかけて、グルコースをピルビン酸に分解し、すべてのミネラルと酸素を利用してミトコンドリアでピルビン酸を代謝回転して電子を受け渡し、酸化的リン酸化を行ってエネルギー物質を作り出して細胞の働きと活動に供します。
ヒトの身体をコントロールする脳下垂体・副腎ホルモン系が存在することをはじめて解明したのがハンス・セリエで今から60年前のことです。これをセリエのストレス学説と言います。ヒトがストレス(エネルギーをはじめとする刺激のこと)を受けると体中の細胞が反応して、これが内臓脳に集約されてその中心の脳下垂体からステロイド分泌ホルモンを血中に流すと副腎の髄質と皮質からアドレナリンとコルチコ(副腎皮質)ステロイドホルモンが分泌されるのです。
 

2017-11-09 10:23:31

正統免疫学への復帰 Part.19

正統免疫学への復帰 Part.19
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
2.ミトコンドリア活性免疫病治療法
1)生命のしくみとからだのしくみ
①生命のしくみ
 免疫系とは疫病を免がれるためのシステムのことですから病気にうち克つしくみのことです。病気の克服にはこのしくみの力をつよめることつまり免疫力を高めることが肝要です。免疫力はどうすれば高めることができるのでしょうか?
これを良く知るには私たちの身体のしくみと病気を引き起こす恐れのあるカビや黴菌、マイコプラズマやウィルス、寄生虫等のそれぞれの生命のしくみを良く知らなくてはなりません。そして健康を保つしくみと病気の起るしくみを良く知れば、いとも簡単に健康生活を送ることが出来ます。ヒトを中心とした脊椎動物は生きているかぎり黴菌やウィルスや寄生虫とともに生活しています。そして原始脊椎動物の冷血動物の軟骨魚類(サメ)と硬骨魚類や爬虫類と温血動物の鳥類や真獣類の哺乳動物とでは、黴菌やウィルスとの共生の仕方も全く異なります。
まず最初に知っておかなければならない事は生命体の種類についてです。最も小さい数10nμのウィルスは核酸と蛋白質と膜のみから成り、黴菌や動物細胞の中でしか活動し生活し増殖することが出来ない特殊な不完全な生命体です。次に大きいのが1μ~3μほどのバクテリア(細菌)で2重ラセン1対のはだかの核酸を持ち、原核生物と呼ばれ細菌型の蛋白質合成系を持っています。分裂と有性生殖により増殖する。次に大きいのが5μ~100μの大きさの真核生物です。核膜に囲まれてヒストンという蛋白質で保護された二重ラセン2対のDNA(核酸)を持ち、ミトコンドリアやコルジ体、滑面小胞体や粗面小胞体等細胞小器官を内蔵し、分裂と有性生殖により増殖する。
一粒の真核生物細胞で生きる動物を原生動物と呼ぶ。ゾウリムシやアメーバー等がこれである。一粒で生きる細胞の表面や中には、眼に相当する光点や口窩(口腔に相当)や消化管に相当する食泡等多細胞生物体に存在する器官の細胞群に相当する細胞内小器官が存在します。真核生物のみが多細胞生命体にまで発展することが出来ます。一粒で生きる原生動物と60兆個の多数の細胞が集まって一個体を作っているヒトの生命のシステムは、細胞一つ一つを見れば同じです。違いはどこにあるのでしょうか?原生動物にも眼に相当する光点があり腸に相当する消化システムも細胞液の循環のシステムも口も排出の腎や肛門に相当するものもすべてありますが、血液がありません。これらがすべて一粒の細胞内に存在します。
一粒の細胞内の遺伝子(DNA)がこのしくみのつくり(構造)と働き(機能)の両方を統制しているのが原生動物です。ヒトでは、60兆個の細胞がまとまってそれぞれ口や眼や外呼吸器や胃腸・肝・腎・心臓・血液リンパ循環系や中枢神経系や末梢神経・骨格筋肉系を作り、神経系と血液リンパ循環系を巡るホルモンと動物の動くエネルギーによって60兆個の細胞がお互いに密接に連繋して協同で働いています(図2)。そして個々の細胞は一粒の原生動物と完璧に同じシステムで、ミトコンドリアの働きによるエネルギー物質(ATP・核酸の一種)と核の遺伝子の働きの協働作用のもとに生活しています。
一粒の真核生物(大型細胞で原生動物やヒトの細胞)にはもっと小さい細菌やウィルスが当然しばしば寄生して住み着いてしまいます。これを細胞内感染症と言いますが今までの医学ではこれが見落とされていたのです。実はミトコンドリアも、約18億年前に大型細胞に住み着いた好気性菌(酸素を使ってエネルギーを作る菌)の一種と考えられていますから、ウィルスや黴菌はある条件下で自働的に腸管から白血球内に黴菌が取り込まれます。これが血流リンパ流に乗って体中を巡り、種々の器官や臓器の細胞に白血球が腸のきたない黴菌をばらまいて細胞内感染を起こすのです。

2017-10-27 10:10:44

正統免疫学への復帰 Part.18

正統免疫学への復帰 Part.18
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
(5)キュビエの原理とミトコンドリア
 脊椎動物は、一個体としてまるで一粒の原生動物のようにまとまった行動を取ることが出来ます。60兆箇の細胞でできているヒトの体が、多数の器官や臓器や組織でできているにもかかわらず、まとまった一個体として統一的に動くことが出来るのも、ミトコンドリアのおかげです。これはちょうど進化の変容の起こる機序と同じことが成長発育過程で起きているのです。近代国家の誕生と高等動物の体制を比較して見ましょう。受精卵が桑実胚になって、原腸胚に機能分化する段階から、各細胞内のミトコンドリアが、ちょうど小さなヒトのようなホムンクルスの働きをして、すべての多細胞間の連繋の働きをサイトカイン分泌によってするのです。細胞膜同志の連絡で神経をつくるのが外胚葉と内胚葉で両者には必然的に筋肉と血管が付随しています。中胚葉の筋肉から血管の細胞膜をはじめすべての組織・器官を作る細胞の膜もミトコンドリアが制御するサイトカインで、必要にして充分なる器官を作ると細胞の分裂が止まるように膜が制御されます。この膜のミトコンドリアの制御機構が壊れて無制限に分裂するのが癌細胞と考えられますから、接着因子のインテグリンやテロメアを制御しているのがミトコンドリアなのです。このように進化も個体発生もキュビエの器官相関の原理も、すべては、細胞内に存在するミトコンドリアが主導となってエネルギーを提供し、核の働きを支えることによって遂行されています。
演繹法と帰納法と数学の逆計算法を用いれば、発生過程と個体発生が完了した後のすべての多細胞間の細胞連繋も器官の相関性も細胞膜の成長制御機構も刺激伝達機構もミトコンドリアのサイトカイン・ホルモン産生系に依存していることが解かります。生命は環境からエネルギーと栄養や毒物、寄生微生物を取り込みながら自らエネルギーを生み出してそのエネルギーを使って自身の細胞を作りかえながら栄養と生殖の場を求めて身体を移動するシステムです。従って統一的個体として身体をリモデリングしながら目的に向かって体を動かすに際して、60兆個の細胞のずべてを同時にいかにして脳脊髄神経系筋肉システムが統一的に制御しているのかという生命の情報系のしくみをミトコンドリアのレベルにまでさかのぼって考えなければなりません。ミトコンドリアの究明なくして哺乳動物の体のしくみの解明はあり得ない。ましてわけの解からない免疫病の究明は有り得ないのです。
ミトコンドリアが完璧に解明されれば、これではじめて生命科学の統一理論(Simple theory of life science)が完成するのです。これはいたって単純なのもですべての生命現象の謎、進化・免疫・器官の根関性の謎を因果の理法に則って究明するだけのことです。

2017-10-19 10:12:27

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