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三木成夫形態学の学術展開 西原医学の樹立

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三木成夫形態学の学術展開と「顔と口腔の医学」研究所の西原医学の樹立Part.20

この頃、世界の医学では何が起こっていたのかを探ってみた。
まず昭和42年(1967年)末に南アフリカのケープタウンで世界初のヒトからヒトへの心臓移植が成功し、移植後18日間生存した。臓器移植の原理は1910年頃アレクシス・カレルの発案した血管縫合により動物で成功し、ノーベル医学賞を受けたものだが、これをヒトからヒトへの輸血に準じてヒトの心臓に応用したものだ。従来の対微生物に対する免疫系の抗原抗体反応とは完璧に異なる組織免疫(移植免疫)系に関する研究が全くなされないままにいきなり臨床の人体実験手術の実施で移植医学がスタートすることになった。昭和50年~57年(1975~1982年)頃にフランスのニコル・ル・ドワランが異種の鳥類の胎児の免疫寛容を利用して神経堤の交換移植を行って移植免疫(組織免疫)系が白血球の細胞膜に存在することを一連の研究で明示した。この時から対微生物の免疫学研究から組織免疫(細胞免疫)学研究へと急変し、ここに「自己・非自己の免疫学」が誕生した。
昭和42年(1967年)の心臓移植の成功以後新しい免疫学が完成する迄に、15年も経過しているが、この間に西洋医学が大きく変節している。一体何故か?まず移植医療がビッグビジネスになると言うことが変節の第一の理由だ。二桁違いの手術費用(1000万円~2億円)が一昼夜の手術で得られる。そのためには、まずこれまでの医学常識をすべてこわさなければならないのだ。心臓や肺や腎臓はもとより、すべての器官や臓器は、血液とリンパ液の循環でやしなわれている。この常識をまず壊す必要がある。血液に毒物や発癌物質や常在性の細菌やウイルスが巡っていれば、どの臓器や器官に難治性の癌や臓器症(心筋症や脳症)や細胞内感染症が発症するかは皆目わからない。仮に移植しても再び血液が「何らかの原因」で汚染されれば、再び移植された器官に同じ病気が発症するはずだ。この「何らかの原因」が生活習慣の「口呼吸」、「短睡眠」、「冷中毒症」、「飲酒・喫煙・常用薬習慣」、「食物嗜好」、と「毒物、農薬や殺虫剤」という日常の常習的な行動様式や環境汚染、嗜好にあるのだ。これらを今日では生活習慣と呼びならわし、これで起こる病気を生活習慣病と呼んでいる。
臓器移植医療をビジネスにするには、まず臓器別医学を確立しなければならない。これは、我々の体に「血が巡っていないことになっている」医学体系でもある。「自己・非自己の免疫学」(大人のお伽話)が完成する前に、「血が巡っていない」とんでもない医療の体系がいったいどのようにして完成したのか?もう少し考える事が必要。
先のインターン廃止の大学紛争は、東大・東京医科歯科大学からスタートし日本全国に波及し、さらにヨーロッパからアメリカにまで及んだために、世界中の医科大学が大混乱に陥った。移植医療に触発されて臓器別医学が完成するとともに西洋医学の完全崩壊が密かに進む間に、このどさくさに紛れて世界の大手ユダヤ製薬資本と結託した一部の医学者が不顕性の感染を学術的根拠が薄弱であるとして葬り去って、全て原因不明のアレルギーが疾病の本態であるとして根治治療の研究を放棄して症状のみを除く対症療法を絶対的なものとして権威をもって確立したのだ。こうして西洋医学の崩壊がはじまる。
 さらにここで注目すべきことが、ひそかに進行していたのだ。臓器別医学の創始に深く関与した二つの医学者達の組織的犯罪グループの厖大な負の遺産が、アメリカのフォートデトリックの陸軍伝染病研究所に今日も存在しているのだ。その第一は、悪名高い旧日本陸軍の超法規秘密軍事組織「満州第731部隊」の石井陸軍軍医中将の行なった人体実験結果を集大成した資料で、もう一つがナチスドイツのシュミットがまとめた人体各臓器・器官の持つ固有の電磁波動特性を究明した人体実験結果の集大成の厖大な資料だ。今次大戦が終って20数年が経過して、漸くにして米国陸軍伝染病研究所で二つの狂気の生体実験データーの解析が終り、臓器移植医療のビジネス化を目的としてこのデーターを医学に取り入れて、ここにアメリカの臓器別医学が完成したのが昭和45年(1970年)頃であった。世界中の医学が大混乱したのを期として臓器別医学が完成するのに、あずかって力大なるものがセリエの「ストレス学説」のリバイバルでもあった。この学説は1936年に発表されたものだが、これが大きく変節して再び病気発症のメカニズムとしてはやり始めた。これには学説の中心をなす魔法の妙薬(悪魔の命名)合成ステロイドホルモン剤の開発が大いに関係がある。そして今日でもステロイドホルモンの標的器官が細胞内のミトコンドリアであり、これをやみくもに活性化するものであることを知るものは著者以外にはいないのだ。いくら教えても知ろうともしないのが今の医学者だ。元来19世紀から21世紀の今日に至るまで、超多細胞(60兆個)から成る哺乳類の多臓器を有するヒトの統一個体としての臓器間や細胞間の制御系に関する研究は殆どなきに等しい。わずかにナポレオンの時代の古生物学者キュビエ(Cuvie)が提示した、比較解剖学の原理の「臓器の相関の原理」と「従属の原理」のみである。それ以外は、余りにも不完全な「セリエのストレス学説」がヒトの病気発症のしくみとして身体全体を統御する脳下垂体一副腎皮質ホルモン系が示されたのみだ。著者は、脳下垂体前葉が口腔粘膜のラトゥケ嚢に由来することから、外呼吸器の口腔鰓腸系が60兆個のおびただしい数のミトコンドリアの内呼吸の全てを液性の情報蛋白質によって制御しているヒトの統一個体の制御システムであるということを余すところなく究明する事に成功した。こうして疾患の全てが、不適当なエネルギーと殆ど無害の常在性腸内微生物の細胞内感染症であることが究明されたのである。真性のアレルギー疾患は、花粉症と金属アレルギーと「お茶のしずくの石鹸」によるものくらいしか無いのである。
 

2015-12-01 10:46:20

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三木成夫形態学の学術展開と「顔と口腔の医学」研究所の西原医学の樹立Part.19

どうして西洋医学が壊れたかを検証する
著者が1966年から東大病院の口腔外科教室で研究と診療を2001年迄ちょうど35年間続けた後にリタイアした年に日本免疫病治療研究会を立ち上げ、同時にこの実践の場として東京六本木のヒルズの間近に「顔と口腔の医学」西原研究所を設立した。
十二支が一廻りした12年前のことである。その頃は昔殆ど無かったアレルギー疾患がまっさかりであった。ことに赤ちゃんでは、アトピー皮膚疾患や小児の喘息、川崎病や小児リウマチ、発達遅延等次々に障害が連続して発症するため、アレルギーマーチとも呼ばれていた頃のことだ。アレルギー科は大人も子供も大いに繁盛していた。著者はすでに今から20年程前から、アレルギー病と呼ばれる難治性の病気の大半が口呼吸と冷飲食を好む嗜好と寝不足(骨休め不足)の三つ揃いで起こる日和見感染症である事をつき突めていた。これは、自分の口や鼻腔、喉や胃腸、泌尿器等に常時巣食っている殆ど無害の常在性の微生物(細菌とウイルス)が白血球に取り込まれると、これが顆粒球となって血中を巡り、体調の日和を見て体の様々な部位に運ばれ播種(ばらまかれ)され、その部位の組織や器官をつくっている細胞群に細胞内感染症を発症する病気である。これら三つ揃いの生活習慣の誤りという不適当な生体力学のエネルギーによって体の中を巡る血液の中の白血球内に細菌が抱えられて病気になるのだ。これは実はやはりアレルギーではないのだが、40年前から常在菌の感染症という考えが無くなり、原因不明のアレルギーとの考え方がはやり出したのだ。アトピー皮膚炎を驚くほど高額な料金でローンを組んで長期間にわたる治療を行うというエステサロンもこの頃はなざかりだった。リタイアする5年前頃から口呼吸と冷酒と寝不足を止めると、難治性疾患の喘息、アトピー皮炎、難治性気管支炎、リューマチ、膠原病、腎炎や赤ちゃんや幼児のアトピー皮炎や湿疹が実によく治るのでせっせと治しては本に書いていた。リタイアの時には一度に8冊の本を出した。診療所をはじめた頃には、アトピー皮炎を治すエステサロンを全国的に展開していた経営者が著者に顧問となって一緒に講演しようとの依頼があり、良く治っている赤ちゃんから大人までもの写真を見せられた。写真では良く治っていたので引き受けた。一緒に講演してみてびっくりした。著者が、離乳食アトピーの1才の子を3、4日で完治させた症例を示し、その治療法と完治したわけを解説した。口呼吸にともなう早すぎる離乳食で腸内細菌が大人型になり、それが授乳期間中(3才迄)は自在に血中に吸収されて赤ちゃんの重症じんましんが出るが、これをアトピーっ子と呼んでいるから、離乳食を一切止めて40℃前後の乳児用ミルクにして哺乳瓶で与え、同時に四六時中おしゃぶりを与えて吸啜と鼻呼吸を鍛えるのだ。さすれば、腸内は大腸菌からビヒズス菌に変わり、2-3日でアトピーは完治するのだ。これを見たエステの人達は、ぎゃふんとなった。それもそのはず、彼等は自分の真っ赤っ赤になった赤ちゃんを、高額な飲料用のサプリを毎日沢山肌に塗ってマッサージして「1~2年間でこんなにきれいになりました」と言って示したのだ。大人のアトピーも、口呼吸・冷中毒・寝不足の複合で腸内の微生物が血中に入って血液がくさっておこる、治るいとまがないじんましんだとして短期的に治った完治症例を多数示したところ、以後二度と合同の講演は無くなり、顧問も知らない間に解消となった。しばらくして、全国展開していたこのエステサロンの話は聞くことも無くなった。アトピー皮炎が本当にただの腸内(口も喉も膣も腸管の一部)微生物(細菌・原虫・ウイルス)による事を明示したために、いつの間にかこの手のでたらめなアトピー治療もどきのエステサロンも無くなったのだ。ついでにダニや羽毛が喘息の原因とするアレルゲン騒動も東京ではおさまった。これらがすべてバイ菌かウイルスだと言う著者の主張は、都会ではかなり幅をきかせているが、地方に講演に行くと、子育ての誤りからアトピーをはじめとする難病の原因は20年前と同じほどに遅れているのには驚かされる。東京で20年も言い続けると少しは変わるのだと今日実感している。
一体どうして現代医学で難治性疾患の多くの原因が原因不明のアレルギーと考えられるようになったのか?医学の歴史を振り返ってみよう。
西欧も日本もバスツールやコッホ、北里があらわれる近代までは、伝染病におびえていた。細菌学とともに抗血清療法も完成し、多くの伝染病が克服されたが、結核や梅毒、外科的感染症と呼ばれる殆ど無害の腸内細菌や雑菌の感染や多くの濾過性病原体(ウイルス)の感染には、明らかな抗血清(抗体)が出来ないために人類は幾多の感染症に悩まされてきた。フレミングによりペニシリンが発見され前述の多くの感染症がめざましく克服されたのが昭和40年(1965年)頃だ。この頃からわが国では病気の様相が変化して来た。昭和20年代に多発していた結核に代って、30年代にはサルコイドーシスが増加した。昭和30年代後半から高度経済生長期の40年代には、働きすぎで不顕性の感染(風邪のこじれた症状や慢性疲労症状)による体の不調症が多発し、口にはしばしば腫瘤の出来る組織球症(ヒスティオサイトーシスX)が発症した。これ迄の細胞病理像にないこれらの疾患に、かけ出しの著者は一体何が起きているのかといぶかったことを思い出す。これらの疾患はすべて何らかの感染症(寄生虫や非病原生の雑菌とウイルスを含む)と考えられたので、大人の場合には日和見感染症(体調の日和を見て口、喉や腸内の常在菌が血液を巡る)、小児の場合には自家中毒症(自分の腸内の殆ど無害の微生物が血液を巡って感染する)と呼ばれたものだ。昭和41年に東大病院の歯科口腔外科で研究と治療三昧の生活をスタートした著者は、西洋医学の変節の過程を実に克明に覚えている。この頃は寝不足、過食、酒の過飲で軽症の膠原病、リューマチ、喘息、SLE、筋無力症、発熱等で内科を受診し、感染源が口腔内のむし歯や喉や歯肉に無いかとの問い合わせが頻繁にあった。当時一般医科では、これらは全て微生物の不顕性の感染によるとされ、その感染源の身体部位が口腔か泌尿生殖器に限局している事を常識としていた。口腔科の外来診療で初診を担当した頃には、これらの患者全ての症例で皆等しく日常生活の行動様式が、「口呼吸」と「過労の骨休め不足」と「冷中毒(冷ビールやアイスクリーム)」の常習者であった。これを改めさせると、両頬に蝶の羽の形に発赤斑のある全身性紅斑(SLE)もあっ気なく治ることに気付いた。この前後に東大医学部からインターン制度廃止のための大学紛争が勃発した。そして3年間程医学部は何もかもはちゃめちゃになった。この間に日本のみならず世界の文明国の西洋医学のすべてが変わって、駄目になってしまったのだ。
 
 

2015-11-02 17:40:49

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三木成夫形態学の学術展開と「顔と口腔の医学」研究所の西原医学の樹立Part.18

三、量子もつれ(エンタングルメント)とミトコンドリアリゾナンス診断法
地中の水脈を探る方法として昔から使われているダウジングという方法があるが、これは水が流れると流動電位が生じ、この電位を検者の脳内の手の筋肉を動かすニューロン内のミトコンドリアの共鳴現象によって感知して、杖を持つ手が自動的に動いて、これにより水脈の存在を判断する手法で、生物共鳴(バイオリゾナンス)現象の応用手法である。この手法を病人に応用したのがEnergy-Based Quantum Medicineだ。
CTスキャンもNMRも量子もつれ(entanglement)をコンピューター断層画像に撮影したものだから、その画像に含まれるクォークレベルの情報を感知することにより病気の診断と治療は容易で確実なものとなる。
すべての細胞内には電子伝達系による呼吸をもっぱらとするミトコンドリアが存在し、細胞内に毒物や細菌・ウイルスの汚染が生ずればこの電子流に障害が生ずる。これが細胞レベルの免疫病である。これを検者が検知する事が出来るのだ。これが新しいミトコンドリアリゾナンス診断法Mitochondrial Resonance Diagnostics (MRD)である。これにより難病の原因の究明がきわめて容易となった。難治性の免疫病も、癌も精神病も、病原微生物とは無縁の口や喉や腸内の常在性の微生物が白血球(顆粒球)によって体中にばらまかれ、色々な器官や組織の細胞群に細胞内感染を引き起こして発症する事が明らかとなったのだ。治療はこの細胞内感染症を治し、ミトコンドリアの元気を回復すればよいのだから、これらの三種の疾患の治療法は殆どすべて同じである。完治することがこの考え方の正しさを示すエヴィデンスだ。従来の方法に比べて診断も治療も極めてやさしいうえに確実になった。難治性疾患も手遅れでないかぎり治すことが可能となったのだ。
 
四、バイオリゾナンス(バイディジタルオーリング)テスト
電子スピン共鳴やエネルギー、光のことがわからなければ、オーリングテストのことも皆目わからないことになる。これを理解するには、まず細胞と細胞内小器官のミトコンドリアと細胞の中に入り込んで不顕性(はっきりしない)感染をおこす細胞内感染症を理解しなければならない。ヒトの口腔、咽頭、腸管内におびただしい数で存在する殆ど病原性のないウイルスと細菌が、ある条件下で容易に大量にステムセル(未分化間葉細胞)内に取り込まれて、これが白血球の顆粒球となり、全身を巡る時にこれらのバイ菌をいたる所の器官や組織に播種(ばらまく)すると、病原性のない微生物は細胞内にまで入り込み細胞内感染症を発症する。今日このことを重大な事実として認識している免疫学者、細菌学者、臨床医家は殆ど皆無である。ミトコンドリアが太古に寄生したリケッチアに似たバクテリアであり、ウイルスは細胞内にしか感染することが出来ないことすら殆ど知らないで世界中の臨床医家が盲目の医療行為で空回りしているのである。4、50年前には大人で日和見感染症、子供で自家中毒と呼ばれた多くの日常的病気があったが、これらは骨休め不足の過労と「冷え」と「口呼吸」や「しゃべりすぎ」で発症するのである。つまりカゼがこじれたもので「家庭の医学」の対象となる病気であった。また、悪いものを食べて5分か10分してできる蕁麻疹も、弱毒菌が腸から顆粒球に取り込まれて皮下組織の細胞群に播種されて発症する。腸で取り込んだ微生物の消化が皮下組織の間葉細胞内で完了すると30分から5時間の間に蕁麻疹は消失して治癒する。皮下組織の細胞群が腸内の弱毒菌の消化の場なのである。腸や喉が体温より著しく下がると、冷血動物のシステムが作動して、パイエル板のM細胞のステムセル内に大量に腸内常在菌やウイルスが取り込まれて顆粒球症を発し、これが大量に皮下組織に播種されると蕁麻疹症状を発症する。氷水やアイスクリームを常用するヒトにアトピー皮炎が多いのはこのためである。また、口呼吸でも顆粒球症を発症するから同様である。脳の神経細胞と皮膚の上皮細胞はともに外胚葉から生ずるから、アトピー皮炎がこじれると脳の細胞内にアトピー性の炎症に近似した脳内のニューロンやグリアセルに細胞内感染症が起きることがしばしば臨床で経験される。口呼吸と氷水が重なると症状は当然ひどくなる。脳は筋肉と共役として発生するから脳は筋肉のシステムである。脊椎動物の源のホヤが筋肉を失うと植物になるのだが、この時同時にラマルクの用不用の法則に則って脳と神経も無くなる。これさえ知っていれば、熱性ケイレンは脳症、つまり脳に病原性のない細菌かウイルスが細胞内感染しているということが瞬時にわかるのである。すべての細胞(成熟した赤血球以外の)内にミトコンドリアが800~3000粒存在する。ミトコンドリアの本務は、電子伝達系による酸化的リン酸化でエネルギー物質を産生することである。これにより生命のいとなみのすべてが遂行されるのである。
すべての物質は、電子スピンしており、この物質(細胞を含む)と脳の筋肉を支配するニューロンのミトコンドリアの電子伝達系とは互いに電子スピン共鳴する。共鳴の程度は筋力に反映される。指の筋肉がヒトでは最も疲労しにくいので指をリング状にして使うと長期間反復テストが可能である。細胞内感染すると、感染した微生物によってミトコンドリアが障害されるために細胞機能が荒廃する。微生物に対して有効で最適量の抗生剤や抗ウイルス剤、ビタミン、ミネラル、補酵素が指の筋力の共鳴で容易に判定される。細胞内感染症の程度によりも癌種か潰瘍か肉芽腫かが判定される。
 

2015-10-05 15:56:48

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三木成夫形態学の学術展開と「顔と口腔の医学」研究所の西原医学の樹立Part.17

一、医学と量子物理学と三種のエネルギーについて
現代の医学には二十世紀最大の科学の成果であるエネルギーをはじめとする量子物理学の考え方が、ほぼ完璧に欠落していて、質量のある物質のみで生命の仕組みや病気や健康が研究されている。今日医学で無視されているエネルギーには、一、環境エネルギー二、細胞小器官ミトコンドリアのエネルギー代謝 三、動物の動きで生ずる生体力学エネルギーの三者がある。これらの不適当でも病気が起きる。
著者は二十年近く前に哺乳動物の筋肉内に多孔性の生体活性セラミックスを移植して、人工的に骨髄造血細胞を造骨細胞と共に誘導することに成功し、日本人工臓器学会賞を受けた。これは、筋肉内の血流という重力にもとづく流体力学エネルギーと共役した流動電位の作用により、未分化間葉系の幹細胞(ステムセル)から造血・造骨細胞を誘導するものである。電位によるステムセルの遺伝子発現で細胞の誘導分化が起こるということを一連の研究で明らかにした。重力作用は動物の行動様式を通して間接的に流動電位を生ずる血圧に働きかける。重力は生命体に作用し流動電位に翻訳されてはじめて遺伝子発現が起こり体のシステムが変化する。これが脊椎動物の進化の原動力の一つなのである。
以上の事から次のような量子物理学の公理(axioms)を導き出すことが出来た。
 
二、量子物理学の盲点と重力
一、宇宙はエネルギーと物質より成る、すなわち空間と時間と質量のある物質から成る。時間も空間もエネルギーである。二、重力は質量のある物質にそなわった本性の一部であり、質量のある物質のみに作用し(ニュートン・万有引力の法則)エネルギーには作用しない(ニシハラ)。加速度と重力は区別できない(アインシュタイン)。質量のある物質は加速することができるが(ニュートン)、質量の無いエネルギーは加速することは出来ない(ニシハラ)。したがって重力は質量のない光には作用しない。よってブラックホールは光が吸い込まれるのではなくて光が止まった状態のことである。三、重力も光もともに質量のある物質にそなわった本性の一部で互に相補的関係にある(ニシハラ)。真空をどんなに加熱しても光は生じないが物質(気体)を加熱すると光を発する。この時に発光体は、クォークレベルで質量(重力)を失う。エネルギーも素粒子もともに温度に依存した固有のスピードを持つ(ニシハラ)。四、質量のある物質とないエネルギーの仲を取り持つものが質量のあるエレクトロンと素粒子である(ニシハラ)。 五、超微弱な重力を感知しないで、活用して生きる多細胞動物は、重力作用が流動電位と共に生ずる血液の流体力学エネルギーに変換され、この電位による遺伝子発現と栄養が分解・代謝されて生ずるエネルギーによって、生命活動が維持される(ニシハラ)。
こうして量子物理学の中にはじめて重力に深く関与するものとして動物が入って来たのである。これで漸くにして量子物理学の最大で最後の重力の謎が解けたのだ。
医学領域への量子物理学の導入の成果が、今日画像診断に革新をもたらしているCTスキャンやNMRだ。これは量子電磁波動物理学の電子スピン共鳴や核磁気共鳴現象の研究から得られた量子の絡み合い現象(量子もつれ=entanglement)をコンピュータ断層写真技術に応用した成果である。しかし現実の医学の診断部門では、これらの画像や細胞病理学診断だけでは、癌か微生物による肉芽腫かの診断は今や不可能だ。
 

2015-09-08 14:31:46

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三木成夫形態学の学術展開と「顔と口腔の医学」研究所の西原医学の樹立Part.16

五、移植の拒絶反応の本態と組織免疫系の進化
著者は、サメとサメ(異種・同種)、サメとゼノプス(アフリカツメガエル)、サメとラットの変換皮膚移植を行って成功し、次いでサメの脳・角膜・筋肉・神経・腸管(一部)を成犬やラットに移植してことごとく成功した。哺乳動物の胎児がサメと同様の顔面外鼻形態で発生するとともに、形のみならずMHCという白血球の機能に至るまで胎児もサメもともに遺伝子が眠っている(dormant)ことを世界にさきがけて検証した。これは自己非自己の免疫学理論の最も重要な拠り処、すなわち鰓腺(胸腺)を有する脊椎動物は、すべて自己非自己をきめるMHCの働きを持つとする根拠を完全に否定するものである。同時に哺乳動物の胎児の免疫寛容の謎も遺伝子がドーマントつまり休眠しているという考えにより解決したのである。系統発生と個体発生はすべての重要エポックに於いて形のみならず機能も再現されるのであるが、これはとりもなおさず、発生の早い段階から遺伝子は存在していても、進化とともに変化する血圧の上昇等に対応して遺伝子発現が変わるということに他ならない。個体発生のはじまりは一個の受精卵であるから、原生動物タイプの細胞遺伝子を持つが、これは分裂が進み卵割から桑実胚を経て原腸胚後期までつづく。原腸胚は、系統発生の被嚢類(Tunicata)Ascidiaホヤに代表されるステージで、遺伝子の構成は単体節型である。これは原生動物が多細胞化に進化した究極の変容形態である。原腸胚後期は、系統発生における脊椎動物進化の原初の革命に相当する。この段階で神経胚のステージに移行すると、遺伝子の構成に革命的変革として遺伝子重複が起こり、単体節のホヤ型から多体節動物の脊椎動物型に変容する。個体発生においても系統発生と同様に遺伝子の重複が象徴的に再現され、その結果形態がTunicata(被嚢)形からChordata(背索動物)の脊椎動物門(Vertebrata)形に変容する。これがAlberch(スペイン)の言う個体発生における遺伝子のヘテロクロニーである。もとより個体発生は系統発生の象徴的再現であるから、神経胚のはじめには二つの体節からはじまり時間とともに増える。この変容は当然遺伝子重複現象の進行をなぞっているヘテロクロニーの表れである。異種動物間の移植の成否を決めるMHCの働きとは何かと言えば、血液細胞のうち白血球の細胞・組織に対する消化(破壊)反応システムのことであるから、組織免疫系ないし先天免疫系ということである。これは、真核生物の細胞に対する細胞膜破壊による移植免疫系のことで、病気の対象となる原核生物の細菌の貪食・消化とは全く異質のものである。真核の哺乳動物細胞は大きさが細菌の1万倍から10万倍と異なる。細菌と比べて比較にならないくらい巨大な真核細胞 の膜に破壊的に働くのがMHCである。MHCの働きを主とする組織免疫系と、細菌やウイルスによる疫病に対する免疫現象を完璧に混同したのが、自己・非自己の免疫学である。それで、この免疫学で「わけの解らない免疫病」を全く治すことが出来ないで大混乱しているのが現状である。エンブリオやフィータス(胎児)はMHCでは原始脊椎動物と同等に遺伝子がドーマント(休眠)であり、ともに上陸の重力作用の6倍化で遺伝子発現が起こるのであるが、これはとりもなおさず造血細胞の重力エネルギーへの対応による進化の推進現象である。ここで胎児の体の仕組みと成体の哺乳動物のそれは、どう異なるかを考えてみよう。これは系統発生のはじめと哺乳動物の進化の過程で体の仕組みがどう変化するかということである。脊椎動物は、定義にあるように、骨性の楯鱗・脊柱と腸管呼吸器が基本である。進化で鰓呼吸器や楯鱗や皮膚の劇的な変容のほかに全身性にくまなく変化するのは、骨化の程度にともなって造血の場が一環して変化するほかは、第二革命の上陸劇を境として胎児蛋白質から成体蛋白質へ変化するだけである。個体発生は系統発生を繰り返す故に、当然サメは筋肉も軟骨もすべての臓器・器官は胎児蛋白質で出来ているから、すべての臓器を哺乳動物に移植することが出来るのである。ただし、哺乳動物一個体に対して、サメは一回限り移植可能である。著者は世界で初めてこれらの移植実験に成功した。
 
六、造血細胞への化生
 ここで骨化の程度に従って造血の場が変化する造血器官の進化について、先に述べた事に補足する。最初に発生する赤血球造血は、腸管原器周辺の血島に始まり、やがて甲皮・楯鱗と鰓と腸の完成に伴って外骨格の甲皮、楯鱗・鰓・肝・心・腎・腸管内扁桃(腸扁桃)・筋肉等にうつり、血圧の上昇とともに内骨格の軟骨が硬骨化する段階で鰓腺と腸扁桃と類洞脾と硬骨の骨髄腔に収斂する。両棲類では、肺はあるが外鰓が縮小する頃には、一時的に皮膚呼吸を行う。これは皮下組織内でいきなり赤血球造血を行うということである。これも皮下組織の細胞が酸素に誘発された結果はじめた赤血球造血で、皮下組織の間葉系細胞の造血細胞への化生現象による。また冬眠するわが国内のすっぽんは、3ヶ月間肺呼吸を休んで水底で眠るが、この時舌筋の表面の上皮が繊毛化して、これが鰓線状の繊毛に化生して鰓の働きをして、ここで造血を行っているのである。このように、重力・気温・気圧などの環境エネルギーの作用と酸素濃度や食物内栄養の化学的物性、生活媒体の粘稠係数等の物性への対応によって自動的に起こる遺伝子発現によって脊椎動物の進化の推進が起こっていることが明らかとなったのである。身体の進化のなかで血液細胞の進化はとりもなおさず造血器官の進化の事である。これこそが生命体内に常時入ってくる栄養・酸素・微生物・全ての環境エネルギーを受けながら全身をめぐり60兆個の細胞内のミトコンドリアにこれらの全てを配達して細胞を活性化し、時に身体に侵入してくる寄生虫や移植手術による異種動物細胞に対しても、細胞レベルで対応してこれらを破壊し消化するシステムである。血液脈管循環系造血器官と血液細胞が60兆個の細胞から成る身体の全細胞の「細胞レベルの消化」を担いつつ全細胞内の数千個のミトコンドリアを活性化する本体である。この進化がこのように究明されたので、わけのわからない免疫系の病気を治すために真正臨床免疫学 Genuine Clinical Immunologyが誕生した。これを機として日本免疫病治療研究会の英文表記がJapanese Association for Genuine Clinical Immunologyと改ためられた。
 

2015-08-18 16:06:25

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三木成夫形態学の学術展開と「顔と口腔の医学」研究所の西原医学の樹立Part.15

四、大進化-脊椎動物の第二革命について
脊椎動物の進化の第二革命の上陸劇に際しては、外呼吸器と造血器官と血液細胞の進化による変容は誠に劇的である。原始脊椎動物の生きた化石と言われるサメの上陸劇を考えて見よう。水中では、浮力に相殺されるため重力作用は、見かけ上1/6gとなる。上陸に際しては、水中の6倍の重力作用として1gが働くと同時に、生活環境は水から重量にして1/800の重さの空気に変わる。空気と水を比較すると、空気の粘性率は水の1/60、熱容量は1/3400、酸素容量は30倍、酸素拡散係数は8000倍と著しく物性が異なる。サメの水中の血圧は15mmHg(水銀柱)であるが、陸に上がって水を求めてのたうち廻って30mmHgに上昇すれば、全身をめぐる血流が確保されて生きのびる事が出来る。皮膚が乾燥すれば、上皮細胞が化生して皮殻に変化する。水中の酸素を捕えていた鰓上皮粘膜は、鰓孔が閉鎖して袋状となり、化生して肺胞を形成する。こうしてできた肺臓は水から空気への変化で30倍に増加した酸素を鰓よりも効率よく捕捉すべく肺胞をつくり、酸素の拡散係数の8000倍化によりこの肺胞を介して血液と酸素交換を容易に行うのである。肺は心臓の背側から胸郭を占め、その尾側底は横隔膜に境される。通常の化生は、質量のある物質すなわち酸素や水、空気が引き金となって遺伝子発現が起こり、細胞の形が変わり、結果として組織や器官の構造や形や機能が変わる事であるが、水から陸への変化が起るとともに重力作用の6倍化による動物個体体制の変化は、単純な化生というには余りにも目覚しいものがある。従来この変化については、誰一人として深く研究した者がない。重力作用が、動物にどのように作用するかについては、全く考えられなかったのである。重力は固体にも作用するが、殆どその作用は感知されない。月の引力による潮の満ち引きで判るように液体に働けば、液体は引力作用に従って動くのでその働きが判るのである。動物では血液に作用して脳に虚血が起こるため、重力作用の過重で容易に動物は死に到る。サメの上陸劇では血圧を6倍化したものだけが生きのびることが出来る。ヒトの胎児も血圧は15mmHgである。出生後30mmHgとなり、ハイハイで頚洞が刺激されて60mmHgとなると立ち上がることが出来る。ヒトの胎児の臓器はすべてヒトの成体に移植が可能である。これを胎児の免疫寛容という。胎児の細胞には、当然MHCの遺伝子があるが、生体に移植が可能なのは、MHCの遺伝子が存在していても眠っている(dormant)ためである。著者はネコザメの成体の外鼻形と口腔の外形とヒト胎児35日目のそれらが、パーツごとに対応することを発見したが、形のみならず血液細胞の機能もヘッケルの生命発生原則に従うとすれば、ヒトの胎児と同様に成体であってもサメは免疫寛容のはずである。サメにはすでにMHCの遺伝子は検証されているから、仮にサメの皮膚移植が出来ればサメのMHCは、哺乳動物の胎児と同様に遺伝子が眠っているということになるのでる。

2015-07-23 10:44:53

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三木成夫形態学の学術展開と「顔と口腔の医学」研究所の西原医学の樹立Part.14

三、脊椎動物の進化学を応用した真正免疫学(免疫系の真正用不用の法則)
白血球の進化について
本書は、これ迄のダーウィンや自己非自己の免疫学のごとき大人のお伽話ではなく、常に研究対象を定義しつつ複雑な現象系の背後にひそむ法則性を探し求める真正の学問を語るものである。従って重要な定義や法則をしっかりと腹におさめてもらうために、その都度これらを記すことにする。
 
脊椎動物の特徴
哺乳動物のヒトの身体のしくみを研究しようと思ったら、その所属する脊椎動物をきちんと把握する必要がある。すべての研究には、その対象となるものの定義が必須である。すでに再々述べているが、今迄の生命科学は殆どすべての研究で定義が欠落していたので覚えて頂くために再度この宗族の定義からはじめる。
脊椎動物を定義すれば「骨化の程度は異なるものの、骨性の楯鱗と脊柱を持つ脊索動物のことである。その特徴的器官として外呼吸器として鰓腸および肺のオリジンの腸管による呼吸を行う。」生命体には大略二系統がある。原核生物の細菌類と真核生物の原生動物および多細胞生命体である。前者は遺伝子が二重螺旋一対のハプロイドで、細菌自体でエネルギー代謝をもっぱらとするが、後者は原核生物由来のミトコンドリアを持ち、エネルギー代謝を主にこれが担い、遺伝子は二重螺旋二対のディプロイドで細胞の体積も前者の1万~10万倍程大きい。後者の多細胞体には動物と植物があり、脊椎動物と高等植物はホヤ(Ascidia)を共通の祖としている。単細胞と多細胞生命体とは、細胞外mediumの循環系の有無が根本的な違いで、動物には心臓腸管系があり植物には維管束がある。数兆個の全細胞内の呼吸はミトコンドリアで大半がまかなわれるが、外呼吸と内呼吸の仲を取り持つのが血液細胞である。ホヤには軟骨性の楯鱗があるから、脊椎動物のオリジンはホヤであるが、ホヤは単体節動物であるため脊椎動物に進化するためには多体節化として遺伝子重複の過程が必須である。細胞内で行われる内呼吸とは、酸素だけでは回転しない。内呼吸に必要な栄養は腸管で消化されてから吸収され、血液により酸素とともに全細胞に運ばれる。従って血液細胞が消化管と細胞内呼吸とを結ぶ絆である。脊椎動物の系統発生を見ると、腸管が主体で発生し、多細胞体が整った段階で造血と同時に心臓脈管系が腸管に接して発生する。当然腸管で栄養や酸素に接して造血細胞が遺伝子発現により分化誘導されるのであるが、系統発生が進むとともに造血の場が少しずつ移動するのが脊椎動物の特徴である。無顎網の甲皮類では、頭部を覆う皮甲のアパタイトからなるアスピディンは表層直下に造血層がある。この皮甲が後に皮骨の頭蓋骨になるのである。次のステージの棘魚類に進化すると、皮歯楯鱗の根部で造血が行われる。この段階では、造血の大半は腸管の附属する鰓腸・心臓・肝臓・腸管で行われる。進化が進むと造血系の主体は脾臓にうつるが、赤血球造血が移動の主体であり、白血球造血は腸管内に哺乳類に至るまでとどまる。内骨格の軟骨が硬骨化する段階で外呼吸器が鰓から肺に変容すると共に造血の一部も骨髄に移動するのである。個体発生でこれを観察すると、発生の初期には、腸管原器周辺で血島が発生し、順次、心・腎・肝の原器へと移行し脾臓を経て生後重力作用にさらされて血圧が急上昇すると共に骨髄へと造血系も移動する。造血器官では、栄養と酸素を運搬する赤血球のほか、血中に侵入してくる細菌・異物・毒物・寄生体・移植動物細胞等を細胞レベルで消化、分解する白血球の一群がある。これが消化管外の細胞による侵入物の消化吸収システムであり、エネルギーへの対応まで考慮すれば動物の生命維持を含むリモデリング系すなわち免疫システムと言われる仕組である。進化にともなって起こる造血器官の移動の謎の究明とは、とりもなおさず免疫システムの進化がいかなる要因によって引き起こされるかという事の究明ということである。
従来の医学と生命科学には、「生命とは何か?」の定義が欠落していたから、基本的事項を知らぬまま、世界中で免疫学や治療医学の究明が行われていた。つまり高等動物の哺乳類のヒトの60兆個からの細胞一粒の中に数千個存在するミトコンドリアの働きで支えられている複雑な器官の集合体の身体が、丸ごとブラックボックスとなっていて、このボックス全体にやみくもに臓器別医学があてはめられていたのである。生命とは何かの定義は、従来は全く顧みられたことがないので再度記す。再々読むうちに覚えて頂きたい。「高分子の蛋白質・核酸等から成るリン脂質の膜で境された生命体は、エネルギーの渦が巡るとともに遺伝子の機能を発現させ個体のパーツ又は全体をリモデリングする。これによりエイジングを克服するシステムが生命体である」と定義すれば、60兆個から成る哺乳動物の細胞内でエネルギーの渦を巡らせるミトコンドリアが、最重要細胞小器官であることがわかる。次いで重要なのが外呼吸の腸管による栄養・酸素の取り込みと60兆個の細胞呼吸のミトコンドリアとの仲を取り持つ血液の循環である。その源が造血器官である。脊椎動物を決める物質が軟骨と骨であり、特徴器官が腸管呼吸器の鰓と肺である。鰓も肺も心・腎・肝も腸管も発生過程ではすべて造血器官であり、更に体壁系筋肉内にも造血巣が原始系では観察される。従って骨と腸管外呼吸器と造血系の進化を研究し、進化の起こる原因子を明らかにすれば脊椎動物の謎はすべて解明されるはずである。鰓と肺では、酸素に接触した未分化間葉細胞が遺伝子発現して赤血球が分化誘導される。腸管のリンフォイド組織系GALTでは、細胞やウイルスが未分化間葉細胞に取り込まれると、遺伝子発現して顆粒球が発生する。動物の細胞は、ある種のエネルギーによっても、ある種の物質によっても未分化間葉細胞の遺伝子の引き金が引かれて別の細胞に変化する。これを化生(Metaplasia)という。進化が恒常的な環境の変化や行動様式の変化によって起こるのは、この化生現象と骨格系形態の機能適応現象というエネルギーによる遺伝子発現で起こる二系統の変化による。

2015-06-04 10:20:51

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三木成夫形態学の学術展開と「顔と口腔の医学」研究所の西原医学の樹立Part.13

二、進化学とヒトの進化

―誤った生活様式と滅びに至る絶滅の進化の過程―
今日の日本人の誤った育児法と成人の生活様式について
今日のわが国の現状をこの重力進化学の観点に立って、赤ちゃんの子育てから学童、青少年、壮年、老年者に至るまで総覧して見よう。赤ちゃんの子育て七つの誤りは、すでに昭和55年からはじまり、哺乳動物の乳児の授乳期間を一切無視した5ヶ月離乳食による幼児虐待は、おびただしい幼児の疾患者と学童と青少年の発達障害・自閉症・アスペルガー・不登校やひきこもりを発生させているのである。この前代未聞の事態をまともに注視するわが国の医学者はもとより行政官も政治家も教育者も学者も医者も、今の日本には著者以外は全く存在しないのである。30数年前にはじまったこの国策によるわが国の赤ちゃんの絶滅作戦で、今や引き込もりが70万人で、その最高齢者は32~3才になっているのである。これはまさに哺乳動物の赤ちゃんの授乳期間をヒトの浅智恵で誤ると、どんなわざわいが発症するかの国をあげた「誤った進化の大実験」の結末だという事である。昭和55年(1980年)には、アメリカで人類史上はじめて哺乳動物としてのヒトの子の授乳期間が医学的に究明され、授乳期間が大幅(4倍)に遅らされて2才過ぎまで母乳中心となった年なのである。これは、’77年~78年にアメリカで起きた乳児ボツリヌス菌症事件-生のハチミツで人工乳の赤ちゃんが多勢死亡した-の調査結果から、ヒトの乳幼児の腸の特性が余すところなく明らかとなり、2~3才(~5才)迄の授乳期間中は、赤ちゃんの腸の細菌がすべて血中をめぐる事が明らかとなったのである。従って、それ迄5ヶ月離乳食だったアメリカの医師が、母乳中心に切りかえた大事件であった。ただちにWHOも2才過ぎまで母乳中心とし、ヨーロッパも一斉にこれを導入したのであった。
これに対してわが国は、一部を除いて伝統育児が2才過ぎまで母乳(人工乳)中心であったものをこの時から厚生省(当時)による5ヶ月離乳食とともに伝統的日本育児をすべて投げ捨てて強力に七つの誤りにも等しい乳児虐待策に出たのであった。こうしてそれ迄のわが国の中高学生の学力は世界1であったのが今日18位となった。最も注目すべき事は、わが国の小児科医が、人類史上初の乳児ボツリヌス症事件とその後に起きたヒトの乳幼児の育て方の革命的変化を一切知らない事である。これは当時厚生省を指導していた東大の小児科の教授が、アメリカで改めた育児の誤った方法をそっくりわが日本に導入した過ちを隠蔽するために、東大医学部のみならず、わが国の全国の医科大学の小児科と免疫学と細菌学で一切教えないという完璧に反国民的な犯罪行為を、今日に至るまで32年間も続けているためであった。いまやわが国は、国策による間違った育児法と大人の誤った生活習慣の冷中毒・口呼吸・出たらめ寝相の奨励によって赤ちゃんはもとより大人(32才)に至るまで半病人や発達障害、引きこもりを大量に作っているのである。誤った医学と治らない国策医学で小児科も皮膚科も精神科も腫瘍科も膠原病などの免疫病科も患者難民があふれ返っているのである。まさにエネルギーを誤り食べ物を誤り、体の使い方を誤るとわずかに30年間で一等国から亡びに至る三等国に落ちつつあるのだ。哺乳動物の赤ちゃんの決まりを無視した誤った育児法と誤った生活習慣を国民に奨励する国策により、わが国は亡びに至る進化の道をすでに着々と昭和55年から歩み始めていたのである。
 

2015-04-06 12:23:29

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三木成夫形態学の学術展開と「顔と口腔の医学」研究所の西原医学の樹立Part.12

一、脊椎動物と重力エネルギー(2)

生命現象を支える宇宙の五つの構成則
重力・引力エネルギーについては、今日の量子物理学でも電磁波動力学でも未だ未解決問題として、殆どまともに考察されたことがないのでここで深く考えることとする。ファインマンが言うように重力エネルギーと原子間力は、余りにも弱いため計測不能で、従って電磁波動量子物理学でも扱うことが出来ないのである。重力・引力作用にはいくつかの法則がある。まず、ニュートンの万有引力の法則であるが、この万有とは、質量のないエネルギーが除外されていて、質量のある物質の間においてのみ成立する法則であることを肝に銘じておかなければならない。つまり、質量のないエネルギーの光には絶対に作用しないから、ブラックホールなるものは存在しないのである。余りにも弱い引力エネルギーは、月程度の大きさで1/6gで、これにより地球上の潮が引かれて満ちたり干たりするのである。もう一つの法則は、アインシュタインの等価原理で、「加速する物体の力(加速度)と重力は区別出来ない」というものである。従って重力は、等速運動する物体内(宇宙船内)ではゼロになるのである。これが無重力状態で、いとも簡単に引力がキャンセルされるのである。このことからも、先に世紀の大発見として騒がれたヒッグス粒子は、東大グループが発表していた通り、存在しないはずである。もしそんな粒子が存在したら、等速運動体においても重力引力作用が無くなることもないはずである。重力は質量のある物質に備わった本性の一部で、質量のある物質のみに作用する。計測不能なほどに弱いのは、弱い原子間力が集まったものが重力だから、余りにも弱いので等速運動体では無きに等しいのである。現代の量子物理学は、未だ完成していないので、質量のある物質とないエネルギーの関係が今もってつまびらかではない。ロベルト・マイヤーという内科医が19世紀に発見した「エネルギー保存の法則」は、アインシュタインによって「質量とエネルギーの保存則(特殊相対性理論:1905年)」に改められたが、質量のない物質とエネルギーの関係は、未だ依然として不明瞭なままである。世界はすべて素粒子から成り、基本的粒子は電子であるとするディラックやファインマンの考えをもう少し解りやすく解説しよう。質量のある物質とエネルギーはこれまでのこの世のしきたりや考えで言えば、幽明境を異にするもので、この両者の仲を取り持つのが水の電子に代表される素粒子である。水という物質の特異性と重要性については後述する。
従来謎であった重力が「質量のある物質の持つ本性であり、それらのみにしかその作用は及ばない」ということが究明されたところで、光について考えてみよう。従来、ライフサイエンスでは、光のみが遺伝子の引き金を引いて触媒として作用し光合成を行い、CO2と水から炭水化物を作るとされていたが、実は、脊椎動物のサメの上陸劇において重力作用に対抗して生きるには、水中では15㎜Hgの血圧で泳いで生きているサメがのたうち廻って血圧がほぼ2倍の30㎜Hg(水銀柱)に上がり陸上で鰓による空気呼吸が可能になって生き延びられるのである。この時血圧の上昇で生ずる血流の流動電位の上昇によって、この電流が触媒となって体壁系骨格筋を支える軟骨周囲の血管付近の未分化間葉細胞(ステムセル)の遺伝子発現が起こり、造骨・破骨細胞ともに造血細胞が誘導されるのである。つまり光も血圧上昇による流動電位もともにエレクトロンが触媒となって生命現象を支えているのである。高等生命体の重力作用や体の動きで生ずる生体エネルギーは、血液と体液の血圧をはじめとして、すべて流体力学エネルギーと共役して発生する流動電位に変換され、この重力作用に抗して生きる心臓ポンプの働きの増強に翻訳されていたのである。高等生命体のみが重力をたくまずして取り入れて生きているのである。
さて、光とは何かを重力と同様に考察して見よう。光にもいくつかの法則に似た決まりがある。まず真空を加熱しても、光は一切出ないが、密閉されたガラスの中の気体(分子)を加熱すると光が出るのである。この時分子はクォークレベルでほんのわずかに質量を失うはずである。光もまた、質量のある物質の本性の一部であり、重力エネルギーとは互いに相補しているのである。原子をめぐる電子に光をあてると、電子が軌道を変えた時に出る一束の光(粒子波動=パイロットエイブ)の数は跳躍した軌道の数である。こうして考えるとこの宇宙は、1)質量のある物質のほか、エネルギーとして2)時間、3)空間、4)光、重力、と5)熱力学の諸法則の摂理の中にあることが解かる。これが宇宙の五つの構成則(クインテッセンス)である。
これで漸くにして進化の仕組みも免疫系の仕組みも統一個体の統御系の謎も難病発症の謎も治療法も何もかも究明されることになるのである。
考えて見れば、進化の起きるメカニズムと難病発症の仕組みは、同じ現象の異なる側面であり、進化がポジティブな変化をさし、難病の発症はエネルギーや食物や体の使い方の不適当を原因としたネガティブな滅びに到る逆方向の進化の側面なのである。
 

2015-03-05 17:56:23

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三木成夫形態学の学術展開と「顔と口腔の医学」研究所の西原医学の樹立Part.11 -重力進化学の樹立-


一、脊椎動物と重力エネルギー(1)

生命現象を支える宇宙の五つの構成則
生命現象は、宇宙のあらゆる物質とエネルギーの複合によって生ずる反応系である。宇宙に生ずる現象の中で最も高次なものが生命現象である。従って「生命とは何か?」を完璧に究明すれば、自ずと生命の謎とされる進化学も免疫学も、統一個体の制御系の仕組みも、難治性疾患発症の仕組みも心と精神の謎についても明らかとなるはずである。現代の生命科学と医学には、エネルギーの概念が殆ど完全に欠落している。それで今日の21世紀のライフサイエンスと医学の世界で、上記の五つの問題がほぼ手つかずの状態なのである。これら五つの謎は、すべて高等生命体のエネルギー活動によって発動しているものだからである。
医学に欠落しているエネルギーには、以下の四種類がある。まず(1)、環境エネルギーがある。生命体を取りまく環境因子と呼ばれる気候、気温、気圧、温度、重力・引力エネルギー等のことである。次いで(2)、生命体の細胞内呼吸のミトコンドリアのエネルギー代謝がある。これは高等生命体の命の源となる生命エネルギー産生の細胞小器官の働きによるもので、従来不可思議な生気論と思われていた現象がこれで支えられていたのである。(3)、三番目が動物の特徴である習慣性の超長期的反復運動すなわち生体力学エネルギーである。これにより歯や顎や頭部、四肢、手、足の型が同じ遺伝形質のまま、広義のウォルフの法則に従って決まる。これが真正用不用の法則(Nishihara-Lamarck’s Law)である。(4)、最後に残る最もむずかしいエネルギーが、真正用不用の法則の背後に潜む重力-引力エネルギーとそれにもとづく慣性の法則である。この重力については今日の最先端の量子物理学においてもいまだ未解決であるので、生命エネルギーに及ぼす影響について論じている者は、著者以外にはいまだ誰一人として存在しない。
これら四つのエネルギーを、哺乳動物、霊長目ヒト科の我々は、生活しやすいように快的な環境をととのえたり、冷飲食物を享受しつつ、ほぼ日毎の日常生活において、まるで空気のごとく認識すること無く摂取したり呼吸したり仕事をしたり運動したり休息したり、寝たりしている。しかしこれらのエネルギーが不適当な時には、ヒトはしばしば難病に陥って生命を縮めるのである。先進国では冷飲料やアイスで難病が多発しており、過熱飲料による低温やけどでも難病を発する。ミトコンドリアが寒冷刺激で働かなくなり、血中に大量に口・喉・腸内常在菌が巡り血液が腐るためである。細胞内が42℃になると、ミトコンドリアが死んで、低温火傷により舌癌や食道癌になることは明冶時代の昔から知られていた。また、ヒトはしゃべることや直立歩行というヒト特有の生活姿勢を維持する行動様式故に、用不用の法則により、四足獣と異なる特殊な喉の造りが生じたり、過剰な重力作用を受けることとなり、身体の使い方の習慣性の誤りにより容易に病気を発症するようになっている。我が国に特に顕著に見られるこのような先進国の出たらめな生活を累代にわたり続けていれば、相当短期的に劣化して早世のヨラヨラ人生の人々が急増するのである。
 

2015-02-03 11:53:51

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