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正統免疫学への復帰

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正統免疫学への復帰 Part.18

正統免疫学への復帰 Part.18
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
(5)キュビエの原理とミトコンドリア
 脊椎動物は、一個体としてまるで一粒の原生動物のようにまとまった行動を取ることが出来ます。60兆箇の細胞でできているヒトの体が、多数の器官や臓器や組織でできているにもかかわらず、まとまった一個体として統一的に動くことが出来るのも、ミトコンドリアのおかげです。これはちょうど進化の変容の起こる機序と同じことが成長発育過程で起きているのです。近代国家の誕生と高等動物の体制を比較して見ましょう。受精卵が桑実胚になって、原腸胚に機能分化する段階から、各細胞内のミトコンドリアが、ちょうど小さなヒトのようなホムンクルスの働きをして、すべての多細胞間の連繋の働きをサイトカイン分泌によってするのです。細胞膜同志の連絡で神経をつくるのが外胚葉と内胚葉で両者には必然的に筋肉と血管が付随しています。中胚葉の筋肉から血管の細胞膜をはじめすべての組織・器官を作る細胞の膜もミトコンドリアが制御するサイトカインで、必要にして充分なる器官を作ると細胞の分裂が止まるように膜が制御されます。この膜のミトコンドリアの制御機構が壊れて無制限に分裂するのが癌細胞と考えられますから、接着因子のインテグリンやテロメアを制御しているのがミトコンドリアなのです。このように進化も個体発生もキュビエの器官相関の原理も、すべては、細胞内に存在するミトコンドリアが主導となってエネルギーを提供し、核の働きを支えることによって遂行されています。
演繹法と帰納法と数学の逆計算法を用いれば、発生過程と個体発生が完了した後のすべての多細胞間の細胞連繋も器官の相関性も細胞膜の成長制御機構も刺激伝達機構もミトコンドリアのサイトカイン・ホルモン産生系に依存していることが解かります。生命は環境からエネルギーと栄養や毒物、寄生微生物を取り込みながら自らエネルギーを生み出してそのエネルギーを使って自身の細胞を作りかえながら栄養と生殖の場を求めて身体を移動するシステムです。従って統一的個体として身体をリモデリングしながら目的に向かって体を動かすに際して、60兆個の細胞のずべてを同時にいかにして脳脊髄神経系筋肉システムが統一的に制御しているのかという生命の情報系のしくみをミトコンドリアのレベルにまでさかのぼって考えなければなりません。ミトコンドリアの究明なくして哺乳動物の体のしくみの解明はあり得ない。ましてわけの解からない免疫病の究明は有り得ないのです。
ミトコンドリアが完璧に解明されれば、これではじめて生命科学の統一理論(Simple theory of life science)が完成するのです。これはいたって単純なのもですべての生命現象の謎、進化・免疫・器官の根関性の謎を因果の理法に則って究明するだけのことです。

2017-10-19 10:12:27

正統免疫学への復帰 Part.17

正統免疫学への復帰 Part.17
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
(4)脊椎動物の進化とミトコンドリア
①発生過程におけるミトコンドリアの働き
ヒトの体は受精卵から発生し桑実胚・原腸胚・神経胚・鰓腸胚と形を変えて哺乳動物形の胎児となります。この発生の過程は、実は原生動物から脊椎動物への発生過程のエポック毎の象徴的な再現です。このエポックとは、行動様式が劇的に変化したステージのことで、すべての行動様式を伝えるシステムが核の遺伝子の本当の仕事なのです。行動様式は数え切れないほどに存在する生化学的反応の代謝マップの代謝回転の様式に支えられ、このマップで機能する蛋白質(酵素)の合成もすべての合成過程の様式が遺伝子によって細胞から細胞へと伝えられるのです。そしてすべての代謝と行動のエネルギーを支えるのがミトコンドリアです。わが宗族の発生の過程は、常に上皮・神経・筋肉・脈管・粘膜上皮系が互に連繋して発生し成長し、成熟し老成するのであるが、この連繋は、常にミトコンドリアが主導している。系統発生と個体発生をつぶさに観察すると、初期の体制から、何らかの他働的原因で行動様式が変えられると、当然動物の動きが変化する。それに対応して、細胞内のエネルギー代謝が活発化すると、ミトコンドリアが活動しやすいように血管と筋肉を誘導するサイトカインを分泌する。血管と筋肉には神経は必然的に付随するから、こうして行動様式の激変に対してミトコンドリアが対応することで、同じ遺伝形質のまま形も化成によってウォルフの機能適応形態の法則にのとって劇的に変化する。系統発生の始まりにおいて鰓腸上皮が大脳辺縁系に向かってラトウケ嚢が陥凹し、腺性の脳下垂体を形成し、脳からはここに向かって神経性の脳下垂体が発生する。前者は鰓腸細胞内の糸粒体の要求に応じて生長ホルモンを分泌してこれらの三者を共役して発生させる。血管も筋肉も神経もすべては元々同じ遺伝子を持つ細胞から分化するから、ミトコンドリアが分化を促すサイトカインを分泌するということである。ミトコンドリアのエネルギー産生と共存して核の遺伝子の従来とは異なる発現が起こると細胞の形が変化する。これが化生(metaplasia)である。この行動様式の変化を伝達するのが遺伝子の働きであるから、この変化は当然遺伝子に記憶されるがこの記憶のシステムは、まださだかではない。こうして進化が起こるのである。
 
②増殖抑制の機序とミトコンドリア
個体発生ではあらゆる器官が発生する時に細胞分裂を繰り返すが、一定の大きさになると分裂が止まり器官の大きさが一定になる。これは細胞内同志の膜がこの分裂を制御しているのである。膜の構成も糸粒体がサイトカインによって制御しているのである。細胞内の多重複合感染症では、糸粒体の機能が荒廃し膜の制御が失われると細胞膜による分裂の制御能の喪失した癌が発生すると考えられる。温熱療法で時に癌が治ることからも、このことが示唆される。温熱で糸粒体の働きが蘇るのである。すると膜制御が復活して正常細胞に戻るのである。

2017-10-13 14:12:32

正統免疫学への復帰 Part.16

正統免疫学への復帰 Part.16
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
(3)ミトコンドリアと免疫病 その2
④ 細胞内感染症
 細胞膜の中にウイルスや黴菌が入り込む細胞内感染症では、当然ミトコンドリアは極めて大きな打撃を受けます。細胞内の酸素や栄養がウイルスや黴菌に横取りされるので当然のことです。従来細胞に微生物が入り込んで増殖する事はウイルスが一般的に知られていましたが、最近の感染症研究では黴菌でもマラリア原虫でも知られていましたが、考えて見れば極めて当然のことです。なんとなればミトコンドリアが18億年前に真核生物に寄生した細菌の一種なのです。細菌やウイルスは当然のこととしてある条件下で容易に真核生物の細胞内に寄生するのです。筆者がわけの解からない免疫病の原因は、喉や口や腸内の無害のおびただしい数の常在性の細菌かウイルスが、体の使い方の誤りで体のいたる所の器官や組織や臓器の細胞群の細胞内に巣食って、その結果ミトコンドリアが障害したものであることを最近漸に究明しました。細胞内感染症の原因となる事項を除去し、ミトコンドリアを活性化すると、わけの解からなかった難病が法則性をもって治ることからこの考えが正しいことが窺われます。

⑤ 白血球が運び屋となって黴菌をばらまく
腸扁桃のパイエル板のM細胞という袋状の細胞には黴菌やウイルスの取り込み口があり袋の中には未分化間葉細胞(ステムセル)がぎっちりつまっています。この取り込み口から黴菌がM細胞に入るとそのままステムセルに取り込まれます。するとこれが白血球の顆粒球に変化して血中を流れます。体温が低いと顆粒球は一切黴菌を貧食して消化することが出来ず、逆にそのまま黴菌を培養して運び屋となってあちこちに黴菌をばらまいて細胞内感染症を引き起こすのです。顆粒球は、原生動物と同じで最も原始的な遊走細胞ですから、脳脊髄液内はもとより胎盤も通過して胎児や羊水を抱えている黴菌で汚染します。従来は、この顆粒球が血中に入った黴菌をすべて貧食して退治すると考えられていたのですが、低体温になると運び屋となることが明らかとなりました。冷中毒で腸を冷やすと、自分の腸内のくさった黴菌を白血球が抱えて大腸にアトビーをおこしたのが潰瘍性大腸炎で、脳脊髄神経・筋肉全般を汚染したのが進行性筋萎縮性側索硬化症です。皮下組織の細胞内感染症がアトピー性皮膚炎で、大脳ニューロンにアトピーが起きたのが脳症、心筋にアトビーが起きたのが心筋症です。白血球が運び屋となるのですから、慢性の重症のこれらの免疫病患者の血液を採取して白血球を分離し、電子顕微鏡のTEMを撮影すれば、いとも簡単に白血球(顆粒球)の細胞内感染状況が一目瞭然です。実際見事なまで全例とも顆粒球が細胞内小器官の糸粒体の変形が観察されました。C型肝炎の一例では、有効であったビヒズス因子の数ヶ月間の投与で空胞化していた糸粒体がすべて健状に戻り、臨床所見も消失しました。
⑥ ミトコンドリア機能の循環器系・ホルモン系への依存性
60兆箇の細胞の活性状態は、それぞれの細胞内で活躍している数千粒のミトコンドリアの活性に依存することは論ずるまでもありません。細胞内のミトコンドリアが常に健康であるためには、先に示した四条件がうまく行ったとしても、心臓血管系・リンパ管系・循環系とともにすべてのホルモン系が円滑に機能していなければならない。60兆箇の全身すべての細胞内のミトコンドリアを血液の流れによって直接制御しているのが脳下垂体-副腎系を中心としたホルモン系です。従来は循環系とホルモン系を分けて考えていたが、この二系統は一体として考えなければならない。血中のすべてのホルモン系とブドウ糖・乳酸・クエン酸・補酵素・ビタミン類・ミネラル類と酸素の標的器官がミトコンドリアです。すべてのホルモンがミトコンドリアと核の遺伝子の引き金を引くのです。当然ストロイドホルモンも副腎皮質細胞のミトコンドリアで合成され、標的器官は成熟した赤血球以外の60兆箇の全細胞内にある数百数千のミトコンドリアです。100年前に次々とホルモンが発見されてホルモンブームが起こりました。ミトコンドリアの視点から再びホルモンが注目される時代がやってきました。栄養も酸素も体温もすべてはミトコンドリアの働きとともにあるのです。
すべての病気には原因があります。原因が無くては病気は起こりません。哺乳動物のヒトの60兆箇から成る生命のしくみを考える時に、まず生命とは何かを「リモデリングするシステム」として定義し、その定義に則ってリモデリングに共するエネルギーを産生する細胞内小器官を真核生物の細胞内の構造にまで遡って探せば、細胞内の原核生物のミトコンドリアに辿りつきます。リモデリングが駄目になったのが病気で、病気の細胞レベルの原因がミトコンドリアの荒廃です。こうして生命とは何かを真正面から考えただけで、わけの解からなかった免疫病が、ある条件下で体のあちこちに起こる無害の腸内の常在性の微生物の細胞内感染症によることが歴然と明らかとなったのです。これまでステロイド等のでたらめ療法で何が何だか見当もつかなくなっていただけです。病人の体をまとまった一つの個体システムとして詳しく観察すれば、自ずからこれらの原因不明とされた病気が各組織や器官をつくっている細胞群の細胞内感染症であることがわかります。こうして病気を詳しく観察することからも逆に60兆箇のヒトの身体のしくみが明らかとなります。
 
今回で最終回と告知してしまいましたが、まだ続けることに致しましたので次回もご期待下さい!!

2017-10-06 11:04:49

正統免疫学への復帰 Part.15

正統免疫学への復帰 Part.15
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
(3)ミトコンドリアと免疫病 その1
ミトコンドリアが障害される条件を以下①~⑥まで列挙して見ましょう。
  • 温度依存性
まず寒い時に手がかじかんで動きにくくなり、冷えると体中が不調になります。暑過ぎても熱中症ですぐに死んでしまいます。ミトコンドリアには活動するのに至適温度があり、哺乳動物のヒトでは37℃から38.5℃が最もミトコンドリアが活発に活動できる温度です。ウイルス感染症や細菌感染症で熱を下げてはいけない理由がここにあります。細胞内の温度が42℃を超えるとミトコンドリアは死んでしまいますから、癌の温熱療法も注意しないといけません。
  • 太陽光線依存性
太陽光線が照射されるとヘム蛋白質が励起こされてミトコンドリアが活性化されます。光線不足では、くる病をはじめとして様々な病気が発症しますが、これらは究極ではミトコンドリアが不活発になるためです。
  • 栄養の欠乏
ミトコンドリアは、すべてのミネラル・ビタミン・補酵素・必須アミノ酸・必須脂肪酸とブドウ糖が解糖されてできるピルビン酸と水と酸素を使って電子伝達系をめぐらしてエネルギー物質を産生し、多種多様の細胞機能をはたしながら老廃として汗と泌尿と余剰の栄養物質を同時に産生します。従ってこれらのどれかが不足してもミトコンドリアは不調になります。ビタミンBや補酵素(CoAやCoQ)が完璧に欠乏すると脚気心臓で死んでしまいます。すべてのホルモンやサイトカインを産生するのも究極ではミトコンドリアが関与します。そしてすべてのホルモンの標的器官もミトコンドリアです。最もそれを端的に示しているのがミネラル・コルチコイドとグリコ・コルチコイドというステロイドホルモンの機能別に名づけられた名称です。ミネラルもグルコースを分解したピルビン酸もともにミトコンドリアが専用に使ってTCAサイクルをめぐらせます。100年前の日露戦争の時の脚気によるわが国軍の兵士が大量に死亡した時代の時のように 今日は、再びミトコンドリアの視点から、すべてのミネラルとすべてのビタミンの栄養素に注目する時代が再到来しました。
 

2017-09-21 10:24:07

正統免疫学への復帰 Part.14

正統免疫学への復帰 Part.14
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
2.エネルギーと生命体と病気
(2)生命エネルギーとミトコンドリア
このリモデリングに必要な生命エネルギーは、60兆箇の哺乳動物の細胞のうち赤血球を除くすべての細胞内に800~3000粒も存在するミトコンドリアが産生するエネルギーであり、さらにミトコンドリアの活動自体が太陽エネルギーを受けて、太陽エネルギーによって制御されています。従って高等動物の生命活動のすべては、ミトコンドリアの活性に依存しているのです。そしてミトコンドリアは、18億年前に大型細胞の真核生物(核膜のある核を持ち二重ラセンの遺伝子を二対ずつ持つ原生動物細胞)に寄生したバクテリアと同じ原核生物(核膜のない二重ラセンの遺伝子一対から成る核様物質を持つ細菌類)と考えられていますから、生命体内の小生命体です。小生命体ですから当然ミトコンドリアもリモデリングをしています。これですべてがおわかりでしょう。ミトコンドリアがリモデリングしにくくなった時が、細胞の疲弊した状態で、これが長びくとミトコンドリアが障害されて細胞はエネルギー不足となり、細胞機能が障害されます。これがこれ迄原因不明とされていた慢性疲労や難病といわれた訳のわからない免疫病の真の原因だったのです。
 

2017-08-07 15:34:26

正統免疫学への復帰 Part.13

正統免疫学への復帰 Part.13
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
2.エネルギーと生命体と病気
(1)生命体とエネルギー
高等な哺乳動物である人の生体を最も簡略化して見ると、60兆箇の細胞とこれらを互に連繋するメディウム(体液=溶液)から成り立っています。そして細胞内の細胞液もメディウムもともに水溶液でできています。油の溶媒の生命は存在しません。何故でしょうか?水は電解値を解離しますが油は解離することが出来ません。つまり生命現象は、すべて水溶液内における解離した電解質の電気反応現象なのです。生命体と無生物体の違いは何でしょうか?無生物体は、時間の経過とともに宇宙から降り注ぐエネルギーを受けて一方向性に崩壊してゆく(エイジングする)のに対して、多数の細胞から成る生命体は日々古くなった細胞を作り換え(リモデリングし)ながら成長したり成熟し、性成熟し老成すると個体丸ごとをリモデリングすることが出来ます。つまり生命体は、時間の作用下で宇宙から降り注ぐエネルギーを受けても崩壊の一途を辿ることなく、自らリモデリングしてリニューアルするシステムを持っているのです。生命の本質は細胞やその部分の旧くなってほころびたパーツを新しい材料に交換する新旧交代(新陳代謝=リモデリング)によってエイジングを克服することです。この新旧交代のリモデリングには、交代の材料となる新しい物質と、時間の作用のほか引力・熱エネルギーをはじめとする物質の崩壊を促すエネルギーに逆らってリモデリングするための反応に要するエネルギーの生産が必須です。エネルギーの産生なくしてリモデリングはありません。つまり生命現象の本質はリモデリングにあり、そのためにはエネルギーを産生することが必須なのです。もう一つ必須なのが絶えることのない宇宙エネルギーの流れの存在です。太陽系の中に存在する地球で言えば、太陽エネルギーを中心とする各星の固有のエネルギーの存在のことです。太陽と地球の引力、月の引力つまり太陽系の星々の持つエネルギーが無ければ、高等動物の生命は一瞬たりとも存立しえないのです。つまり高等生命体の哺乳動物の命は、太陽光のサンサンと降り注ぐエネルギーと地球や月の引力エネルギーの流れる地球宇宙船の地上の空間に存在し、そのエネルギーの風の流れを使ってめぐる風車のような存在なのです。しかしただの風車はリモデリングをしないので生命体ではありません。したがって生命の渦の風車は、それ自が生命個体となっていて、固体外の宇宙から降り注ぐエネルギーの力をかりながら、個体の肉体(風車となる細胞)をリモデリングして物質交換によって渦を廻らしつつ独自のエネルギーの渦を廻らしているのです。単細胞生物のバクテリアや原生動物は、宇宙のエネルギーの流れが無くても、生命の渦は廻りますが、多細胞動物の脊椎動物は、宇宙のエネルギーの流れが無ければ存在することが出来ません。つまり高等生命体は、物質のリモデリングの渦と生命エネルギー産生の渦が同時に起こっているのです。高等生命体と一粒で生きる原核生物の細菌や原生動物とは、細胞間を互に連撃し制御するシステムの有無で異なります。物質交換の渦の材料が、すべてのミネラルとビタミンと補酵素と必須脂肪酸と必須アミノ酸と炭水化物の栄養素と水と酸素と必須の元素です。いわゆる栄養素の大元は太陽エネルギーで、これが光合成によって植物により合成されたものが巡り巡っています。従ってわが太陽系においては、太陽エネルギーが存在しなければ、いくら地球の引力が存在していても高等生命体は生きて行けないのです。
 

2017-07-24 16:58:44

正統免疫学への復帰 Part.12

正統免疫学への復帰 Part.12
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
(4)生体活性素材を用いた細胞の遺伝子発現によるハイブリッド型人工器官の開発
-臨床医学による進化と免疫と生物発生の謎の究明- その2
 
これが神経胚でこの時に多体節化が起こり、次いで鰓腸胚と続いてエンブリオ期が終わり哺乳動物型フィータスとなるのである。筆者はサメのMHCが眠っていることを検証するために、自己・非自己の免疫学者が決して起りえないとしている成体の同種のサメ間と異種のサメ間の皮膚の交換移植を行ってすべて成功した。ネコザメとドチザメの皮膚の移植では異種のドチザメの楯鱗のあるネコザメの皮膚の組織標本も得られた。またゼノプスの皮をサメに移植するとサメとゼノプスのキメラの楯鱗が生まれたが、これは萌出することができなかった。サメのMHCの遺伝子が眠っていれば、すべてのサメの器官や臓器が哺乳動物に移植可能のはずである。そこでサメの角膜、皮膚、脳、筋肉、腸管の一部をラットと成犬の当刻する諸器官と臓器に移植してすべて成功した。この一連の移植の研究は第9回日本MHC学会(1998年)で発表し、最優秀抄録賞というけったいな賞を受賞した。こうして「自己・非自己の免疫学」のよりどころとするMHCが単なる成体型の蛋白質であり、動物の臓器移植時に問題となる組織免疫の働きをもつ白血球の働きであり、本来の機能は新陳代謝すなわちヒト個体60兆箇の細胞が1日に1兆箇リモデリングする時の陳旧性の細胞を消化するシステムであることが解明された。従って「自己・非自己の免疫学」は組織免疫系すなわち先天免疫系で移植時に起こる白血球の細胞消化システムであり、微生物や寄生虫によって生ずる免疫病とは全く無縁の学問であることがここに明示されたのである。この研究がすべて完了したのが2001年の春であった。この春に日本免疫病治療研究会を設立し同時に現在の研究所を設立し、大学病院から移った。
これまでに得られたミトコンドリアの知見と実験進化学の成果を踏まえて真正用不用の法則と真正生命発生原則を提示し、人工歯根療法を確立し臨床免疫病治療学を実践しながら、いよいよ多細胞動物の体の仕組みの研究に入った。ミトコンドリアは生命体内の小生命体であり、エネルギーを産生する。エネルギーとは質量のない物質である。生命とエネルギーの関係はどのようになっているのか?生命とエネルギーと病気の関係もどうなっているのかを解明する時期が漸くやってきたのです。昭和36年から平成13年までの41年間は修行時代だったのです。いよいよ何物にも制約されることなく基礎医学と臨床医学を自由に思い切り深く研究することができる環境を自分で整えることが出来るようになったのです。ここに漸くにしてロベルト・マイヤーの発見した「エネルギー保存の法則」と生命現象を真正面から取り組むことができるようになりました。マイヤーの保存則の発見は、ギリシア哲学から21世紀の今日におよぶ人類史上、ニュートンの万有引力の発見と並ぶ最大の科学的成果です。
 

2017-07-04 09:59:25

正統免疫学への復帰 Part.11

正統免疫学への復帰 Part.11
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
(4)生体活性素材を用いた細胞の遺伝子発現によるハイブリッド型人工器官の開発
-臨床医学による進化と免疫と生物発生の謎の究明- その1 
筆者は1988年に一定の生体力学刺激をバイオセラミクスに負荷することにより、哺乳動物の間葉組織内でin vivo(生体内)に造血と造骨を共役して誘導する人工歯根と人工骨髄造血器官を開発した。これは、すべての生体力学刺激が体内においてはメディウム(体液)の流体力学エネルギーに変換され、これと共役して発生する流動電位によって間葉細胞の遺伝子の引き金が引かれて発生するものである。生命体は質量のある化学物質と質量のないエネルギーを等しく(等価として)触媒として遺伝子の引き金を引き、これにより生体活動を行っていたのである。これにより脊椎動物の進化が重力作用に基づいた生体力学刺激の恒常的な変化によって起ることを明らかにした。特に脊椎動物の進化の第二革命といわれる上陸劇が、重力作用の6倍化と生活媒体が水から重量にして800分の一の空気に変化し粘稠係数も熱容量も大きな水から極小の空気への変化に対する皮膚・外呼吸器・骨格系を形成する細胞群の環境因子の物性という生体力学的な変化への対応による遺伝子発現すなわち化生(metaplasia)によることを明らかにした。これを敷衍すると免疫系の発生も免疫寛容から組織免疫系発生のメカニズムも骨髄造血系の発生もすべて第二革命の重力対応により、眠っていた遺伝子が覚醒して遺伝子発現したに過ぎないことを明らかにした。実際的な検証としては、骨髄造血巣を内骨格に持たない原始脊椎動物のサメに人工骨髄電極チャンバーを入れることにより、脊柱部付近の筋肉層に鳥類の造血巣に近似した骨髄造血器官を人為的に誘導する実験進化学的手法を確立した。組織免疫系の発生については、原始動物のサメには主要組織適合抗原の遺伝子はすでに検証されている。原始型動物は哺乳動物では羊水中の胎児と同様の体制にあると考えられるのである。これは出生前の胎児がサメと同様に羊水中で1/6Gのもとに生きているために血圧が15 mmHgであることから、流動電位が微弱で細胞内遺伝子のMHCの発現が眠っているのである。出生と共に重力の6倍化が起り、これに対応するシステムとして血圧の上昇が起こるとMHCを始めとしてすべての成体型の蛋白質を誘導する遺伝子の発現が徐々に起るのである。それまではすべてが胎児性の蛋白質を作る遺伝子のみが働いていたということである。受精卵つまり単独の原生動物型個体細胞の卵割にはじまり、時間の作用で時々刻々と個体細胞の分裂が起こり桑実胚を経て単体節の原腸胚に至り遺伝子重複が起こり遺伝子自体の重複の変化の発生過程がほぼ系統発生の初期のエポックの再現として起る。
 

2017-06-16 10:51:34

正統免疫学への復帰 Part.10

正統免疫学への復帰 Part.10
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
(3)再び臨床医学のこと その2
20世紀の初頭にメチニコフが免疫の現象の本態が白血球の持つ細胞の貪食による消化力であるとしたのに対し、エールリッヒは白血球の作る液状の蛋白質による鍵と鍵穴の関係による抗原抗体反応であるとして論争したが、結局は両者が同じ現象の異なる側面であるとして共にノーベル医学生理学賞を受けたのが1912年でした。これが寄生微生物に対する免疫学の始まりである。伝染病や感染症に対する免疫学は、抗生物質が発見されるまでは、もっぱら抗血清療法とワクチンによって治療されたため、血清学と呼ばれていた。これが免疫学と改められたのは、約30年前にル・ドワランがウズラとヒヨコ(ニワトリ)の胎生期の神経堤を移植することに成功し、キメラを孵化させて、白血球の持つ組織免疫の働きを発見した時に始まる。これが自己・非自己の免疫学の端緒となったのである。ウズラの脳と神経堤をヒヨコのその部分に交換移植するとウズラの脳と羽を持つヒヨコが孵化誕生した。
胎生期には組織免疫系は遺伝子(MHC主要組織適合抗原)が眠っているので当然生着するのであるが、生着したウズラの脳と羽は、この雛が育つとヒヨコ固有の白血球によって貪食されて死んでしまったのである。それ迄の人類の共通の認識として脳に自己を決める固有の性質すなわち個性があると思っていたのであるが、その脳細胞が白血球に食われたので白血球が個性としての自己・非自己を決めているのだとしたのである。そしてこの白血球の持つ自己・非自己の認識システムこそが免疫システムの本態と思ってしまったのである。そしてこの移植手術時に胸腺を同時に移植すると排除されないことから、胸腺を持つ動物にはすべて自己・非自己を決める白血球育成システムを持つとしたのである。1985年頃には、世界的にエイズ・エボラ・インフルエンザ等ウイルス性の疾患が、文明生活の乱れとともに蔓延し、医学と生命科学の世界は混乱に次ぐ混乱の時代に入りました。ヒトゲノム解読計画がスタートしたのもちょうどこの混乱期の頃です。ゲノムが最も多い動物はヒトではなくて肺魚です。次に両生類で、これらは哺乳動物の数十倍のゲノムを持っています。土の中で生活するこれらの動物は、土中の細菌やウイルスを体細胞内に共生させているので、そのゲノムが遺伝子の中に組み込まれてしまうのです。つまりジャンクゲノムが数え切れないほどに存在しているのです。従ってこのヒトゲノム解読計画も、最初から大した意味は無かったのです。解からないよりは解読した方が良いといった程度です。遺伝子の解読よりは遺伝子がいかに発現されるかが重要なのです。
 

2017-05-22 10:24:12

正統免疫学への復帰 Part.9

正統免疫学への復帰 Part.9
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
(3)再び臨床医学のこと その1
昭和46年に3年間の実験の研究生活から臨床医学に復帰しました。昭和47年には難治性疾患の医療費公費負担制度が出きました。1965年頃から世界的に経済が急成長し、技術革新の時代に入り、文明国人の生活様式が激変しました。ジャンボジェット機が、瞬く間に地球を縮小させ、石油の無駄遣いによるエネルギー浪費が顕著な時代となったのです。私は、この時期から臨床の治療医学を連綿と続けているので、ほんの40年前に流行していたサルコイドーシスや好酸球肉芽腫症、日和見感染症や自家中毒、SLEや膠原病、リウマチや喘息が、現在流行している疾患とどのように関連しているかを振り返って今日の立場から考えることができます。
ステロイド療法の誕生はセリエのストレス学説がきっかけとなっています。ストレスとは歪みのことで、体に歪みを作る刺激をセリエはストレッサーと呼びました。この中にはばい菌の感染も含まれていたのです。しかしストレス学説の普及とともにこの学説は微妙に変化して、ストレッサ-という言葉が消失し、ストレスという言葉が実体の定かでない「重圧・刺激」といった程度の漠然とした意味となり、訳のわからない病気はすべてこの漠然としたストレスが原因となって、脳下垂体―副腎系ホルモンが反応し体の歪みのバランスが破綻して病気が起るというように変化してきたのです。そして原因の特定されていないアトピー性皮膚炎、リウマチ、膠原病、SLE、喘息等に合成されたステロイドホルモンが投与され始めたのでした。風邪は万病の元といわれた頃の病気が実は日和見感染症や自家中毒症であり、これが慢性化したのがアトピー性皮膚炎やリウマチ、膠原病、喘息だったのです。
1980年代には抗生物質の乱用が極まって、耐性菌の感染が問題となり、やがてその院内感染症や手術後の感染症がクローズアップされるようになりました。
世界的経済の急成長と技術革新に伴って文明国の生活習慣も激変し、唯物主義と物質万能主義に毒されて質量のないエネルギーを無視する冷中毒と働き中毒、過労と骨休め不足、過食と短眠が横行したのです。これらの生活の乱れとあいまって、抗生物質療法とステロイド療法が普及したために、日和見感染症が劇症化したのが訳のわからない免疫病すなわち難病の本態だったのです。原因がなければ病気は起らない。すべての原因は訳のわからないストレスという言葉の一言で片付けて抗生物質やステロイドを闇雲に使用してきたのが、この40年間でした。
 

2017-05-09 10:42:19

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