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三木成夫形態学の学術展開と「顔と口腔の医学」研究所の西原医学の樹立Part.7 -現代生命科学とエネルギーと量子物理学の落とし穴について-

三木成夫形態学の学術展開と「顔と口腔の医学」研究所の西原医学の樹立Part.7 -現代生命科学とエネルギーと量子物理学の落とし穴について-

シュレーディンガーのエネルギーの欠落した生命の観念論
現代の医学と生命科学には、当然量子物理学が深くかかわりを持っているはずであるが、実際にはおよそ関係なく、何もかもがただただ質量のある物質でのみ考えられている。毎年夏にコールドスプリングハーバーで行われているクオンタムメディシンシンポジウムは、名ばかりで実際にはエネルギーと素粒子やエレクトロン等クォークが殆ど完璧に欠落している分子生物学が行われているにすぎない。
今日の生命科学と医学では、生命活動の本質として最も重要なミトコンドリアのエネルギー代謝も環境エネルギーの事も、はたまた動物の動きのエネルギーの事も完璧に失念されている。著者は生体親和性セラミックスを用いて人工骨髄と人工歯根を開発したが、これは生体力学エネルギーの流動電位への変換による未分化間葉幹細胞の遺伝子発現でおこる造血細胞と共役した造骨細胞の分化誘導現象を応用したもので、従来には全く存在しない画期的な手法を開発したものである。従来型の進歩的な生命科学に分子生物学がある。ことの発端は量子力学の波動方程式をあみ出したシュレーディンガーが「生命と は何か」を著した時に、微小世界を扱う物理学の手法を応用して生命科学に導入する事を提唱し、これに則って多くの理論物理学者が遺伝現象の研究を微小の分子レベルで取り組み始め、これを分子生物学と呼んだのである。量子の絡み合いentanglement現象を発見したのもシュレーディンガーであるが、おしむらくは彼は「生命とは何か?」で「生命」を定義することを怠ったのである。そればかりではない、彼は生命体には原核生物と真核生物があり、単細胞動物と多細胞動物があることも、一切考慮しなかった。更に動物には数え切れない程の構造の階層性があることすら考慮しなかった。「ソロモンの栄華といえども一片の百合の花にも及ばない」との哲人の言葉ほどに生命の構造が複雑であり、宇宙の全てが生命体の構造に宿ることをシュレーディンガーは考えようともしないで、生物の形態学の構造と機能とエネルギーの三者の完璧に欠落した生命の唯物的観念論を語ったのであった。そのために生命現象なかんずく多細胞生命体の哺乳動物において、すべての生命現象には、ミトコンドリアのエネルギー代謝が必須なのであるが、ミトコンドリアの存在すらも彼は考慮することなく生命の遺伝現象とは何かを考え、量子物理学の摂理と動物のシステムの仕組みとを大雑把に対比した。エネルギーの渦が巡るとともにリモデリングすることにより、エイジングを克服するのが生命体で、これによりエントロピーを減少することが出来るのが生命体である。生命体にエネルギーの産生がなければ、どんな立派な遺伝子が存在しても、遺伝子の発現は起こらないから、生命活動は起こらずに休眠状態を保つ。量子力学が現代物理学の基幹をなしていることは疑う余地がないが、微小の世界の量子の振る舞いは、現実のマクロの世界とは著しく異なるものである。
 
エネルギー保存の法則
18世紀の科学のスタンダードは、質量保存の法則であったが、19世紀に内科医のロベルト・マイヤーがエネルギー保存の法則を発見し、プランク、ド・ブロイとボルツマン以後に熱力学から量子物理学の概念が生まれると質量のある物質とないエネルギーが極限状態で等価であることが明らかとなり、アインシュタインにより「質量とエネルギー保存の法則」が特殊相対性理論として生まれて今日に至る。しかし今日においても、質量のある物質と質量を持たないエネルギーとが、等価であるとは言うものの、互にどのような関係にあるかは誰一人として提示していないのが誠に不思議と言わざるを得ない。誰一人としてこのことに関する「腑に落ちる話」を語らない。内臓に心があるから、心にひびく、つまり腑(内臓)が納得することを語ることができないのだ。
シュレーディンガーの扱う生命体には、完璧にエネルギーの概念が欠落していて、そこに存在するのはただただ質量のある物質のみである。量子力学自体も扱っているのは、原子、分子、電子、素粒子といった殆ど質量のある物質が中心で、エネルギーは重力と光と熱力学だけである。ただし重力と光は、質量のある物質にそなわった本性で、互に両立しない。従って純然たるエネルギーは熱力学のみということになる。元来絶対零度の生みの親の気体のボイル・シャールの法則もプランクも、ド・ブロイもボルツマンもすべては熱力学から出発してやがて量子物理学が誕生するのである。
しかし、シュレーディンガーの波動力学もアインシュタインやシュヴァルツヴルト(光を吸い込む重力)のエネルギー(光)に対する考え方と数式も、すべて熱力学とは無縁のニュートン力学のアナロジーとして把握されており、これが、重大な誤りとなっているのである。
 

2014-09-01 10:46:00

三木成夫形態学の学術展開 西原医学の樹立