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「顔と口腔の医学」西原研究所と油壺セミナーについてPart.4 -油壺セミナー おもしろ話 脊椎動物の体のしくみの研究-

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三、生体力学と流動電位と重力エネルギー
サンディエゴのWCBでは、骨の改造の原因子となる生体内電流が体液(血流・リンパ流)の流動電位によると言う学説を提唱したポーラックの後を継いだブルンスキー教授(カ大)が私の研究発表の座長を務めた。人工歯根開発研究で、歯根膜の線維関節を通して、殆どすべての関節が骨髄造血機能を持つことを体得した。三木のシェーマに、世界中の解剖学者の中で唯一骨髄造血の中心が関節骨頭にあることを記しているのであるが、このことをまず実際の組織標本の観察で確かめたのであった。
学会レセプションでは、ポーランドのミカエルという血液内科の教授と親しくなり、原始系の腸管造血から哺乳動物の骨髄造血への変容について話し合った。そしてこの時に人工骨髄造血器官の開発研究を本命のテーマとしようと心に決めた。彼の話からポーラックもブルンスキーもともにポーランド出身者であることを知った。スクリプス海洋研究所を見て、さしあたり進化の研究は、骨髄造血の皆無の原始脊椎動物のサメを用いて進化の先取りとしてサメの筋肉内に人工骨髄造血巣を作ればその原因子が究明できるのではないかとの見当がついていた。
油壺の東大の臨海実験所を紹介されてサメにセラミクス人工骨の骨髄造血チャンバーの移植を試みたのは、WBCの4年後のことであった。サンディエゴから帰って行ったことは、文科省の科研費の申請書の作成で、これが通ってこの計画を実施し、すべてがことごとくうまく行って、第30回日本人工臓器学会総会に発表して学会賞を受けた後に油壺でこの研究をはじめたのが1995年の春でした。これは進化学の研究そのものでもあった。東大の臨海実験所でサメを飼ったが、学生実習担当の職員が、実習の邪魔となるから早くサメを殺せとせまるので、中学の同期の友人にマリンパークの研究員を紹介してもらった。それが樺沢館長で、早速研究の場を移しそこで指導をして頂いた。進化の先取りの研究は、ことごとくうまく行ったので、これらを「生物は重力が進化させた」講談社ブルーバックスとしてまとめた。これはNHK教育テレビで「おもしろ学問人生」や「生物は重力が進化させた?」で30分番組に取り上げられた。こうして進化学の究明の端緒の原因子が生体力学の流動電位(バイオメカニクス)というエネルギーにあることが究明された。流動電位を生ずるエネルギーの大元が重力作用ということである。
サメを用いた進化の先取りの研究では、アパタイト人工骨に骨髄造血巣を誘導したばかりではなく、チタン電極でも脊椎軟骨部に造血巣を誘導することが出来た。つまり進化の原因子の一つはまぎれもなく質量のないエネルギーであることが示されたのだ。もう一つの原因子が質量のある物質の酸素や空気、水や糖類等数え切れない物質が、細胞下のレベルで細胞膜に作用して、これらの物性とエネルギーの協調作業が触媒作用となって細胞内のミトコンドリアに作用し、遺伝子発現の引き金を引き細胞の化生メタプラジアが起こり、これらの作用する時間の長短に従って細胞の形と働きが変化する。これが進化と呼ばれていたのである。

2016-04-07 18:39:32

油壺セミナー おもしろ話 脊椎動物の体のしくみの研究