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「顔と口腔の医学」西原研究所と油壺セミナーについてPart.7 -油壺セミナー おもしろ話 脊椎動物の体のしくみの研究-

「顔と口腔の医学」西原研究所と油壺セミナーについてPart.7 -油壺セミナー おもしろ話 脊椎動物の体のしくみの研究-

閑職ついでに、形態学と機能学を深めるとともに、医学も総まとめにして、考察し、従来の形態的病理学分類では、その他に属する疾患群が、細胞機能の障害による代謝性の疾患群であることにいち早く気付いた。そして代謝の源が細胞小器官の糸粒体(ミトコンドリア)によることも気付いていたから、エネルギー産生の変調がこの一群の疾患の本態であることを察知した。これらの疾患群の特徴は、原因が単純ではなくておびただしい数の多因子の複合によることもすでにわかっていた。口腔の疾患では機能性疾患は、口腔粘膜疾患、歯周病、口内炎、顎関節症、舌痛症、三叉神経痛等があるが、これらは一般に多因子性の疾患と考えるとおさまりが良い。このうち最も複雑雑多な因子でおこるのが歯周病である。これ迄見落とされていたのが、食物咀嚼時の食塊の磨砕時に歯肉部に生じる圧迫力すなわち臼磨時の力学エネルギーである。これらには歯間間隙のフッドインパクションや冠のねじれによる歯根面と歯肉の付着部の剥離、寝相や頬杖等による歯の側方力による歯の動揺、歯冠形態の不適当、口呼吸による歯肉部の乾燥等数え上げればきりがない。これらを一時にすべて制御しなければ治せない。歯列に段差があってもねじれがあっても歯肉は破壊的障害を受ける。目を転じて内科的疾患も殆どすべてが超多因子疾患であり、そのベースにははぼ確実に冷中毒と口呼吸が存在するから、これをまず正さなければならないが、いまだにこれが改められないのだ。
上司の制約が無くなった段階で新しい研究分野をたった一人で開拓するには、今日の医学と生命科学で完璧に見落とされているこの多因子複合体の本体が何であるかを突き止めるだけで良かった。今日の隆盛を極めたとされている分子生物学や自己非自己の免疫学、細分化され尽くした臓器別医学、遺伝子工学、ヒトゲノム計画のどこに盲点があり、これらをどんなにチームで研究しても絶対に究明できそうにない「脊椎動物の進化の学問」を樹立するにはどうすれば良いのかが自ずと解かる道が見えて来たのである。
まず、分子生物学樹立の端緒となったシュレーディンガーをよく研究することが肝要である。次いで進化の学問に深く関係していると確信しているゲーテの形態学の定義とラマルクの形態変容の用不用の法則、個体一代限りの形態変容のきまりのウォルフの法則、ヘッケルの生命発生原則の個体発生と系統発生の関係、三木成夫の生命の形態学の顔と口腔、咽喉と頸部・心肺の鰓腸の変容の法則性の究明と、この背後に潜むこれらに深く関与するあらゆる種類のエネルギーを解析することである。ここで常に問題となるのが、今日の生命科学を惑わすダーウィンの目くらましの進化論の有利不利仮説である。シュレーディンガーから三木成夫に至るまで、ともするとこのダーウィンの目くらましの陥し穴に陥ることが多々あるからである。今日最大のこの系統の学問の欠陥は、学問対象に関する定義が一切欠落していることである。「生命とは何か」でもシュレーディンガーは生命の定義は一切なく、ただごちゃ混ぜに、バクテリアファージ(ウイルス)から細菌、カビ、原生動物、多細胞の動物、植物、キノコ等一切をごちゃ混ぜにして論じている。つまりダーウィンと同様に博物学ムゼオロジーで物を考えているのだ。これはラマルク以前の学問である。彼がこれから生物学を分離してから、この方ムゼオロジーは今日では小学生の理科として扱われているのである。今の生命科学は、このために大混乱しているのだ。例をあげればヒトゲノム計画を立案しても、ゲノムサイズが一番大きい動物が両生類になりそこなった肺魚である事を知る者がいないのだ。冷血動物は血中のみならず体細胞中にもありとあらゆるウイルスと細菌が共存してその遺伝子の中にまで組み込まれてジャンク遺伝子となっているので、ヒト(哺乳動物)を100とすると肺魚のゲノムサイズは3000もあるのだ。冷血動物はもとより哺乳動物でも体温が下がると自動的に腸内のあらゆる常在微生物が白血球を介して体中に播種されることを一部の医者を除いて知るヒトがいないのである。こんなことだから今日文明国では、冷中毒で難治性疾患が激増しているのだ。
上司のY氏は、ドフトエフスキーの小説に出てくるスタヴロージン氏のごとく、はじめは弁舌さわやかに人を引き付けて、わが歯科口腔外科の由緒ある学会の「口腔科学会」を、言葉巧みに「口八丁、手八丁」で昭和50年から62年頃まで占拠し、この業界の没落をもたらしたのだ。Y氏が力を失って、漸く自由自在に研究と診療と教育を行う環境が回復したので、今迄世界中で誰一人として考えたこともない「歯の働きとは何か?」を物理学(エネルギー)の観点から考え、「生命とは何か?」をエネルギーの観点から深く考察した。すると今迄の進化学も免疫学も難治性疾患の発症の原因も治療法の謎もすべて重力エネルギーをはじめとする環境エネルギーと生命の源の糸粒体のエネルギー代謝と動物の動きの生体力学エネルギーの三者の統合のもとに究明されたのである。東大病院の在職中にほぼこの目安が立ったので、たった一人でこの現代医学と生命科学の謎解きを完成させるべく、今から14年前に小さな小さな研究所をたてて、医者を雇用して顔と顎口腔の医学を中心に免疫病と進化学のほぼすべてを究明することが出来た。

2016-08-02 14:04:04

油壺セミナー おもしろ話 脊椎動物の体のしくみの研究