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正統免疫学への復帰 Part.7

正統免疫学への復帰 Part.7

正統免疫学への復帰 Part.7
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
(2)ミトコンドリアのこと その1
大学院に入って丸1年間は、口腔疾患という窓口を通して精神科を含むあらゆる科の疾患の患者の治療に昼夜取り組みました。このときに体得した臨床医学の諸知識はまことに貴重なものでした。臨床医学をみっちり学んだ後にいよいよ学位論文の研究を生化学教室で行うこととして、山川民夫教授のもとに出向したのが昭和41年の4月で、癌細胞の膜の成分分析を研究テーマとしました。この時は生化学教室の同期入門者は後に日大神経内科の教授となられた高須俊明先が研究生として入り、後に東大医学部放射線施設長となられた篠田邦夫教授と御茶ノ水大学を卒業されたM女子と私が大学院生として研修を始めこととなりました。四人揃った最初の抄読会の席で山下民夫先生が大変お喜びになって言われた言葉が今も思い出されます。たった四人しかいない新入りの前で「今年入った顔ぶれを見るとこの中から将来大仕事をしそうな人がいるから、これからが楽しみだね」と言われたのです。この時から私は誰もがやっている方法で研究したのではブレークスルーを拓く研究は有り得ない。三木成夫の発想のもとに誰も考えたことのない研究法を考案すれば自ずと大仕事が出来るという確信を得たのでした。そしてこの四人で基礎的研究実験を四・五ヶ月間にわたり習得しました。そのうちに東大医学部から大学紛争が勃発しました。1年にも及ぶ大学紛争のあおりでこのテーマの研究が中断されたのを機会に、当時最先端の研究テーマとして「ミトコンドリア器官形成に関する分子生物学―ミトコンドリアの突然変異発生の原因究明に関する研究」に変更しました。これが昭和44年のことですから今から38年前のことです。ちょうどラッカーがミトコンドリアの内膜にATP合成酵素複合体(ATP アーゼ)がキノコ状に存在することを電顕で示し「生命の素粒子」と表題して間もない頃でした。ミトコンドリアは、当時すでにAltmanという人が細菌の一種であり太古の時代の真核生物への寄生体であるとする説が出された頃でした。ラッカーの次のミトコンドリア研究で注目されたのがミッチェルの化学浸透共役説である。これは呼吸が膜をはさんで働くプロトン駆動力によってATPを生み出すというものである。1978年にミッチェルはノーベル賞を受賞している。その後はジョン・ウォーカーによってATPアーゼの原子レベルの構造法定でP.ボイヤーとともに1997年にノーベル化学賞を受賞している。ミトコンドリアは今日にもその重要性は認識されている。

2017-04-20 09:53:12

正統免疫学への復帰