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正統免疫学への復帰 Part.9

正統免疫学への復帰 Part.9

正統免疫学への復帰 Part.9
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
(3)再び臨床医学のこと その1
昭和46年に3年間の実験の研究生活から臨床医学に復帰しました。昭和47年には難治性疾患の医療費公費負担制度が出きました。1965年頃から世界的に経済が急成長し、技術革新の時代に入り、文明国人の生活様式が激変しました。ジャンボジェット機が、瞬く間に地球を縮小させ、石油の無駄遣いによるエネルギー浪費が顕著な時代となったのです。私は、この時期から臨床の治療医学を連綿と続けているので、ほんの40年前に流行していたサルコイドーシスや好酸球肉芽腫症、日和見感染症や自家中毒、SLEや膠原病、リウマチや喘息が、現在流行している疾患とどのように関連しているかを振り返って今日の立場から考えることができます。
ステロイド療法の誕生はセリエのストレス学説がきっかけとなっています。ストレスとは歪みのことで、体に歪みを作る刺激をセリエはストレッサーと呼びました。この中にはばい菌の感染も含まれていたのです。しかしストレス学説の普及とともにこの学説は微妙に変化して、ストレッサ-という言葉が消失し、ストレスという言葉が実体の定かでない「重圧・刺激」といった程度の漠然とした意味となり、訳のわからない病気はすべてこの漠然としたストレスが原因となって、脳下垂体―副腎系ホルモンが反応し体の歪みのバランスが破綻して病気が起るというように変化してきたのです。そして原因の特定されていないアトピー性皮膚炎、リウマチ、膠原病、SLE、喘息等に合成されたステロイドホルモンが投与され始めたのでした。風邪は万病の元といわれた頃の病気が実は日和見感染症や自家中毒症であり、これが慢性化したのがアトピー性皮膚炎やリウマチ、膠原病、喘息だったのです。
1980年代には抗生物質の乱用が極まって、耐性菌の感染が問題となり、やがてその院内感染症や手術後の感染症がクローズアップされるようになりました。
世界的経済の急成長と技術革新に伴って文明国の生活習慣も激変し、唯物主義と物質万能主義に毒されて質量のないエネルギーを無視する冷中毒と働き中毒、過労と骨休め不足、過食と短眠が横行したのです。これらの生活の乱れとあいまって、抗生物質療法とステロイド療法が普及したために、日和見感染症が劇症化したのが訳のわからない免疫病すなわち難病の本態だったのです。原因がなければ病気は起らない。すべての原因は訳のわからないストレスという言葉の一言で片付けて抗生物質やステロイドを闇雲に使用してきたのが、この40年間でした。
 

2017-05-09 10:42:19

正統免疫学への復帰