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正統免疫学への復帰 Part.18

正統免疫学への復帰 Part.18

正統免疫学への復帰 Part.18
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
(5)キュビエの原理とミトコンドリア
 脊椎動物は、一個体としてまるで一粒の原生動物のようにまとまった行動を取ることが出来ます。60兆箇の細胞でできているヒトの体が、多数の器官や臓器や組織でできているにもかかわらず、まとまった一個体として統一的に動くことが出来るのも、ミトコンドリアのおかげです。これはちょうど進化の変容の起こる機序と同じことが成長発育過程で起きているのです。近代国家の誕生と高等動物の体制を比較して見ましょう。受精卵が桑実胚になって、原腸胚に機能分化する段階から、各細胞内のミトコンドリアが、ちょうど小さなヒトのようなホムンクルスの働きをして、すべての多細胞間の連繋の働きをサイトカイン分泌によってするのです。細胞膜同志の連絡で神経をつくるのが外胚葉と内胚葉で両者には必然的に筋肉と血管が付随しています。中胚葉の筋肉から血管の細胞膜をはじめすべての組織・器官を作る細胞の膜もミトコンドリアが制御するサイトカインで、必要にして充分なる器官を作ると細胞の分裂が止まるように膜が制御されます。この膜のミトコンドリアの制御機構が壊れて無制限に分裂するのが癌細胞と考えられますから、接着因子のインテグリンやテロメアを制御しているのがミトコンドリアなのです。このように進化も個体発生もキュビエの器官相関の原理も、すべては、細胞内に存在するミトコンドリアが主導となってエネルギーを提供し、核の働きを支えることによって遂行されています。
演繹法と帰納法と数学の逆計算法を用いれば、発生過程と個体発生が完了した後のすべての多細胞間の細胞連繋も器官の相関性も細胞膜の成長制御機構も刺激伝達機構もミトコンドリアのサイトカイン・ホルモン産生系に依存していることが解かります。生命は環境からエネルギーと栄養や毒物、寄生微生物を取り込みながら自らエネルギーを生み出してそのエネルギーを使って自身の細胞を作りかえながら栄養と生殖の場を求めて身体を移動するシステムです。従って統一的個体として身体をリモデリングしながら目的に向かって体を動かすに際して、60兆個の細胞のずべてを同時にいかにして脳脊髄神経系筋肉システムが統一的に制御しているのかという生命の情報系のしくみをミトコンドリアのレベルにまでさかのぼって考えなければなりません。ミトコンドリアの究明なくして哺乳動物の体のしくみの解明はあり得ない。ましてわけの解からない免疫病の究明は有り得ないのです。
ミトコンドリアが完璧に解明されれば、これではじめて生命科学の統一理論(Simple theory of life science)が完成するのです。これはいたって単純なのもですべての生命現象の謎、進化・免疫・器官の根関性の謎を因果の理法に則って究明するだけのことです。

2017-10-19 10:12:27

正統免疫学への復帰