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正統免疫学への復帰 Part.19

正統免疫学への復帰 Part.19

正統免疫学への復帰 Part.19
破綻した「自己・非自己の免疫学(Pseudoscience)」を正す
 
2.ミトコンドリア活性免疫病治療法
1)生命のしくみとからだのしくみ
①生命のしくみ
 免疫系とは疫病を免がれるためのシステムのことですから病気にうち克つしくみのことです。病気の克服にはこのしくみの力をつよめることつまり免疫力を高めることが肝要です。免疫力はどうすれば高めることができるのでしょうか?
これを良く知るには私たちの身体のしくみと病気を引き起こす恐れのあるカビや黴菌、マイコプラズマやウィルス、寄生虫等のそれぞれの生命のしくみを良く知らなくてはなりません。そして健康を保つしくみと病気の起るしくみを良く知れば、いとも簡単に健康生活を送ることが出来ます。ヒトを中心とした脊椎動物は生きているかぎり黴菌やウィルスや寄生虫とともに生活しています。そして原始脊椎動物の冷血動物の軟骨魚類(サメ)と硬骨魚類や爬虫類と温血動物の鳥類や真獣類の哺乳動物とでは、黴菌やウィルスとの共生の仕方も全く異なります。
まず最初に知っておかなければならない事は生命体の種類についてです。最も小さい数10nμのウィルスは核酸と蛋白質と膜のみから成り、黴菌や動物細胞の中でしか活動し生活し増殖することが出来ない特殊な不完全な生命体です。次に大きいのが1μ~3μほどのバクテリア(細菌)で2重ラセン1対のはだかの核酸を持ち、原核生物と呼ばれ細菌型の蛋白質合成系を持っています。分裂と有性生殖により増殖する。次に大きいのが5μ~100μの大きさの真核生物です。核膜に囲まれてヒストンという蛋白質で保護された二重ラセン2対のDNA(核酸)を持ち、ミトコンドリアやコルジ体、滑面小胞体や粗面小胞体等細胞小器官を内蔵し、分裂と有性生殖により増殖する。
一粒の真核生物細胞で生きる動物を原生動物と呼ぶ。ゾウリムシやアメーバー等がこれである。一粒で生きる細胞の表面や中には、眼に相当する光点や口窩(口腔に相当)や消化管に相当する食泡等多細胞生物体に存在する器官の細胞群に相当する細胞内小器官が存在します。真核生物のみが多細胞生命体にまで発展することが出来ます。一粒で生きる原生動物と60兆個の多数の細胞が集まって一個体を作っているヒトの生命のシステムは、細胞一つ一つを見れば同じです。違いはどこにあるのでしょうか?原生動物にも眼に相当する光点があり腸に相当する消化システムも細胞液の循環のシステムも口も排出の腎や肛門に相当するものもすべてありますが、血液がありません。これらがすべて一粒の細胞内に存在します。
一粒の細胞内の遺伝子(DNA)がこのしくみのつくり(構造)と働き(機能)の両方を統制しているのが原生動物です。ヒトでは、60兆個の細胞がまとまってそれぞれ口や眼や外呼吸器や胃腸・肝・腎・心臓・血液リンパ循環系や中枢神経系や末梢神経・骨格筋肉系を作り、神経系と血液リンパ循環系を巡るホルモンと動物の動くエネルギーによって60兆個の細胞がお互いに密接に連繋して協同で働いています(図2)。そして個々の細胞は一粒の原生動物と完璧に同じシステムで、ミトコンドリアの働きによるエネルギー物質(ATP・核酸の一種)と核の遺伝子の働きの協働作用のもとに生活しています。
一粒の真核生物(大型細胞で原生動物やヒトの細胞)にはもっと小さい細菌やウィルスが当然しばしば寄生して住み着いてしまいます。これを細胞内感染症と言いますが今までの医学ではこれが見落とされていたのです。実はミトコンドリアも、約18億年前に大型細胞に住み着いた好気性菌(酸素を使ってエネルギーを作る菌)の一種と考えられていますから、ウィルスや黴菌はある条件下で自働的に腸管から白血球内に黴菌が取り込まれます。これが血流リンパ流に乗って体中を巡り、種々の器官や臓器の細胞に白血球が腸のきたない黴菌をばらまいて細胞内感染を起こすのです。

2017-10-27 10:10:44

正統免疫学への復帰